イベントレポート

ECS、次期Pentium/CeleronのApollo Lake搭載マザーボードを展示

APL-MINI

 ECSは、COMPUTEX TAIPEI 2016の会場にて、次期のローエンド向けPentium/CeleronとなるApollo Lake(コードネーム)を搭載したマザーボード「APL-MINI」を展示した。

 APL-MINIは組み込み向けの色が濃い小型マザーボード。SoCにはApollo Lake世代のPentium/Celeronを採用。DDR3L SO-DIMMスロットを2基備え、デュアルチャネルで動作し、ユーザーが自由にメモリ容量を選べる。一方ストレージは32GBまたは64GBのeMMCをボード上に搭載する。

 説明員によると、Apollo Lake世代では4Kビデオのデコーダ機能が強化されており、デュアルチャネルでメモリのバス幅を確保すれば、4Kビデオ再生が行なえるという。

 本製品の“組み込み色が濃い”のは、ドーターボードでシリアルポートを4基増設できる点。また、インターフェイスの配置もかなり特殊で、ボードサイズは117×110mmなので既存フォームファクタではない。電源は19V/40WタイプのACアダプタを利用する。

 このほかインターフェイスとしては、M.2×2(1基はストレージ、1基はWi-Fi用)、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet×2、Mini DisplayPort、HDMI出力、音声入出力などを備える。

背面のインターフェイス。Mini DisplayPort、HDMI出力、Gigabit Ethernet、およびDC入力が見える
前面にはUSB 3.0×4を搭載(うち1基はUSB Type-C)および電源ボタン、音声出力を搭載
背面にはM.2×2やSO-DIMMのスロットが見える
APL-MINIの規格
このほか、ブースでは同社フラグシップの「Z170-LIGHTSABER」が展示された
14フェーズ(8+6フェーズ)の電源回路を装備。ソケットはLGA1151
拡張スロットやオーディオ回路など。ちなみに2015年に発表した「Z170-CLAYMORE」のネットワークコントローラは「RTL8118AS」だったが、LIGHTSABERではメジャーな「Killer E2200」に変更されている。にCLAYMOREの上位モデルだ
Mini-ITXの「Z170IU-C43」は小型ゲーミングPC向けだ

(劉 尭)