イベントレポート
【詳報】Samsung、WQXGA液晶搭載ハイエンドタブレット「PRO」シリーズ
~液晶サイズは8.4/10.1/12.2型で計4モデル
(2014/1/7 16:45)
Samsungは6日(現地時間)、CESに合わせてプレスカンファレンスを開催。スマートホームや、大型TV、冷蔵庫などの主力家電製品とともに、新型タブレット「PRO」シリーズを発表した。
PROシリーズは、コンテンツ消費だけではなく、生産性にも焦点を当てたハイエンドタブレット。Galaxy TabPROとして8.4/10.1/12.2型の3モデル、S Penが付属するGalaxy NotePROとして12.2型1モデルの計4モデルが投入される。
共通の特徴として、液晶解像度は2,560×1,600ドット(WQXGA)。この高解像度を有効活用するため、いくつかの独自機能を搭載。「Magazine UX」は、ビジネス、食べ物、音楽、ニュースなど好みのコンテンツカテゴリを選ぶと、雑誌の誌面のようなレイアウトで各コンテンツを並べ、表示/再生する機能。ニュースなどは自動更新されるが、タップすると、ニュースアプリが起動し、さらに詳細を確認できるという具合。
もう1つは、最大4つのアプリを画面分割して表示する「マルチウインドウ」機能。画面を右端からスワイプすると、マルチウインドウに対応したアプリのアイコンが表示され、それを画面内にドラッグすると、1画面→2画面→3画面→4画面と画面が分割され、同時にアプリを実行できる。
このほか、リモートPCアクセス機能や、12.2型では、その大きさを活かし、ソフトキーボードがフルキーボード並みのキーピッチとキー配列を実現している。
LTEに対応し、CPUはSnapdragon 800(2.3GHzクアッドコア)を搭載するが、8.4型のTabPROを除き、Wi-Fiモデルは1.9GHzクアッドコア+1.3GHzクアッドコアのExynos 5 Octaを搭載する。
無線LANはIEEE 802.11ac対応で、12.2型の2製品は、MIMOアクセスが可能。さらに、ネットワークブースター機能を搭載し、LTEと併用することで、アクセス速度を向上させることができる。また、12.2型モデルは、Android製品として珍しいUSB 3.0に対応する。OSはいずれもAndroid 4.4。
アプリ面では、ビジネス向けのBitcasa、Bloomberg Businessweek+、WebEx Meetings、Dropbox、Evernote、LinkedIn、NY Timesなど多数をプリインストールし、数カ月から1年程度、計700ドル分の有償版利用権が付随する。また、専用カバー、USB LAN Hub、Bluetoothキーボード、S Actionマウスなどのオプションを用意する。
ワールドワイドでの発売は第1四半期。
NotePROの仕様は、CPUがSnapdragon 800かExynos 5 Octa、メモリ3GB、ストレージ32/64GB、LTE(800/850/900/1,800/2,100/2,600MHz)、200万画素前面カメラ、800万画素背面カメラ、S Pen、Bluetooth 4.0、GPS、加速度/ジャイロスコープ/磁気/RGBセンサー、microSDカードスロットを搭載。本体サイズは295.6×204×7.95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は750~753g、バッテリ容量は9,500mAh。
12.2型TabPROの仕様は、NotePROからS Pen機能を省略したもの。
10.1型TabPROの仕様は、CPUがSnapdragon 800かExynos 5 Octa、メモリ2GB、ストレージ16/32GB、LTE(800/850/900/1,800/2,100/2,600MHz)、200万画素前面カメラ、800万画素背面カメラ、Bluetooth 4.0、GPS、加速度/ジャイロスコープ/磁気/光センサー、microSDカードスロットを搭載。本体サイズは243.1×171.4×7.3mm(同)、重量は469~477g、バッテリ容量は8,220mAh。
8.4型TabPROの仕様は、CPUがSnapdragon 800、メモリ2GB、ストレージ16/32GB、LTE(800/850/900/1,800/2,100/2,600MHz)、200万画素前面カメラ、800万画素背面カメラ、Bluetooth 4.0、GPS、加速度/ジャイロスコープ/磁気/光センサー、microSDカードスロットを搭載。本体サイズは219×128.5×7.2mm(同)、重量は331~336g、バッテリ容量は4,800mAh。