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サムスン、WQXGA有機ELや8コアSoC、指紋認証搭載の軽量/薄型タブレット

~10.5型と8.4型の2機種

「GALAXY Tab S 10.5」(ブロンズ)

 サムスン電子ジャパン株式会社は、薄型/軽量を謳うハイエンドAndroidタブレット「GALAXY Tab S 8.4」および「同10.5」を8月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8.4型が44,800円、10.5型が59,800円前後。

 ショールームの「GALAXY SHOP」では18日より先行展示を行ない、予約も受け付ける。予約特典として、純正Bookカバーが先着500人にプレゼントされる。

 サイズは異なるが、2製品とも2,560×1,600ドット(WQXGA)表示に対応する有機ELディスプレイを採用。色域はAdobe RGB 94%をサポートするほか、コントラスト比は通常のTFTの100倍高く、mDNIe(mobile Digital Natural Image engine)と呼ばれる機能により、電子書籍は白く、写真はより鮮明になどコンテンツに合わせた自動色調整などが可能。

 筐体のコンパクトさも特徴で、いずれも厚さは最薄クラスを謳う6.6mmを実現。重量においても、8.4型は約294g、10.5型は約465gと、それぞれのサイズで最軽量クラスとする。なお、10.1型ではソニーの「Xperia Z2 Tablet」が6.4mm/426gを実現している。

 機能面では、高解像度を活かしたマルチウインドウ機能を搭載し、2つのファイラーアプリからドラッグアンドドロップでデータを移動させたり、メールアプリとブラウザアプリを同時に閲覧ということもできる。また、スマートフォンの画面をタブレット上に表示し、ドラッグアンドドロップでファイルを移動したり、クリップボードを共有したり、スマートフォン側のモデムとタブレット側のマイクとスピーカーを使い、タブレットから電話をかけることもできる。

 このほか、子供向けのUIやアプリ、ペアレンタルコントロール機能、企業向けのPCリモートアクセス機能、電子会議機能、指紋認証なども搭載する。

 主な仕様は、SoCが2つのクアッドコアCPUによる8コアbig.LITTLE構成となるExynos(1.9GHz+1.3GHz)で、メモリ3GB、ストレージ16GB(8.4型)/32GB(10.5型)、Android 4.4を搭載。8コア搭載のタブレットは日本初としている。

 インターフェイスは、210万画素前面カメラ、800万画素背面カメラ、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN(MIMO対応)、Bluetooth 4.0、Micro USB、microSDカードスロット(128GB対応)などを装備。

 本体サイズ、バッテリ容量は、8.4型が約125.6×212.7×6.6mm(幅×奥行き×高さ)/4,900mAh、10.5型が約247.3×177.3×6.6mm(同)/7,900mAh。本体色は8.4型がホワイト、10.5型がホワイトとブロンズ。いずれも32GBのmicroSDカードが同梱される。

正面
背面
左側面
右側面
上面
下面
10.5型のホワイトモデル
「GALAXY Tab S 8.4」正面
背面
左側面
右側面

(若杉 紀彦)