【COMPUTEX 2010レポート】
世界最大のPCトレードショウCOMPUTEXが6月1日開幕
~台湾メーカーのiPad対抗機登場に期待

TWTCホール1

会期:6月1日~6月5日(現地時間)
会場:Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall
   Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/3
   Taipei International Convention Center



 世界最大のPC関連のトレードショウである「COMPUTEX TAIPEI 2010」が6月1日~5日(現地時間)の会期で開催される。

 会場は昨年と同じ、Taipei World Trade Center(TWTC)のホール1と3、Taipei International Convention Center(TICC)、そしてTaipei World Trade Center Nangang(TWTCN)。基本的にTWTCNには大手メーカーのブースがならび、TWTCには中小のメーカーが集まる。

 例年は会期初日が文字通りの開幕となるが、今年は前日となる5月31日にASUSTeK、MSI、そしてNVIDIAの3社がプレスカンファレンスを予定しており、実質的な開幕が前倒しされつつある。

 気になる発表内容だが、ASUSTeKおよびMSIなどはiPad対抗となるようなスレート端末を発表されるとの噂が持ち上がっている。事実、会場の外に張られたASUSTeKの垂れ幕には「Eee Pad」の文字があり、案内状のタイトルは「The Birth of A New Digital Gadget」(新しいデジタルガジェットの誕生)で、クラウドコンピューティングとゲーミング業界に震撼を与える発表と予告されている。

 NVIDIAは、IONやTegra搭載機の新製品のほか、新しいGPUについての発表があるのではと見込まれる。Intelもアーキテクチャは現行のものだが、オーバークロッカー向けのCPUの発表を始め、いくつかのカンファレンスを予定している。AMDについては、製品の発表はない見込みだが、次期CPUのデモがなされるとの噂もある。

 PC Watchでは、カンファレンスやブースの展示内容を連日お伝えする。

会期は6月1日~5日。ただし、5月31日から各メーカーのカンファレンスが個別に開始されるTWTCホール1の入り口。設営のまっただ中TWTCはホール1と3を利用。ホール1は、周辺機器やWiMAX関連、ホール3はディスプレイのメーカーが集まる
ホール1の1階。基本的に中小の企業が多いが、GIGABYTEのような大手も一部ブースを構えるホール3
TICCはカンファレンスと展示とが行なわれるASUSTeKの垂れ幕に「Eee Pad」の文字多数の来場者にスムーズに対応するため、会場の内外に受付が設置される
TWTCホール1に隣接するホテルHyattでは、メーカーが個別対応を行なうTWTCN正面実は今年はCOMPUTEX 30周年記念

(2010年 5月 31日)

[Reported by 若杉 紀彦]