イベントレポート

AcerがRyzen 7 1700X搭載ゲーミングデスクトップを展示

Aspire GX-281

 台湾Acerは、COMPUTEX TAIPEI 2017会場のブースにて、CPUにRyzen 7 1700Xを採用したゲーミングデスクトップ「Aspire GX-281」を展示した。

 同社はゲーミング向けラインナップとしてPredatorブランドを用意しているが、本製品は一般向けのAspireブランドを冠しながらゲーミング向けを謳う。位置づけとしてはDellのALIENWAREではない、Inspiron Gamingシリーズに似ているだろう。

 シンプルなデザインだが多角形を用いたシャープな前面ベゼルが特徴。ビデオカードとして標準でGeForce GTX 1050を搭載しているが、GeForce GTX 1070またはRadeon RX 480も選択可能。最大で4基のディスプレイ出力を備えるほか、4K解像度への対応も謳われている。

 メモリは標準で8GB、最大で64GB搭載可能。1TBのHDD、およびDVDスーパーマルチドライブを備える。インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×2、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LANなど。

前面パネルは多角形を用いたシャープなデザイン

 このほか、同社のブースでは3,840×2,160ドット(4K)の解像度をサポートし、144Hzの高速リフレッシュレート、4msの応答速度、最大1,000cd/平方mの輝度を持つゲーミングディスプレイ「Predator X27」も展示されている。

 このディスプレイは4月に発表された製品。NVIDIAのG-SYNC HDRをサポートするほか、量子ドット技術により、Adobe RGB色空間の99%を再現できる。また、LEDバックライトを384分割し、画像の明暗差にメリハリをつける「Acer HDR Ultra」技術も備える。なお、現時点でHDRに対応するゲームタイトルは「MASS EFFECT ANDROMEDA」の1タイトルのみのようで、他社も含め、HDRのデモはこのゲームで行なわれていた。

 本体下部にTobiiのアイトラッキングセンサーを備えており、これを利用した視点移動などが行なえる。この技術はすでに100タイトル以上のゲームで対応が謳われているという。

Predator X27