イベントレポート
MSI、世界初Cherry MX RGB Speed Silver搭載ゲーミングノート
~Thunderbolt 3対応外付けGPUボックスやXeon搭載モバイルワークステーションも
2017年1月10日 06:00
MSIは、Cherry MX RGB Speed Silverメカニカルキーを搭載する世界初のゲーミングノート「GT83VR Titan SLI」を発表した。
キーボードは本体の前方に搭載されており、見た目にはメカニカルキーボードを手前に置いたかのようなデザインとなっている。Cherry MX RGB Speed Silverは、キーレスポンスが4ms、キーストロークが1.2mm。また、5,000万回以上のキーストロークに耐える耐久性を備える。加えて、バックライトの色も自由に変更可能で、まさにゲーミングPCに特化した仕様となっている。これによって、デスクトップ同様の操作性を実現している。また、タッチパッドはキーボード右に搭載されるが、こちらはテンキーとしても利用可能となっており、スイッチでテンキーとタッチパッドを切り替えて利用可能。
このGT80 Titanシリーズには多くのバリエーションモデルが用意されるが、発表会の会場には、シリーズ最上位となる「GT83VR Titan SLI」を展示。こちらは、CPUに第7世代Coreプロセッサを採用するとともに、dGPUにGeForce GTX 1080を2基、SLI構成で搭載するなど、ハイエンドらしい非常に高いスペックを搭載。また、15本のヒートパイプと3基のファンを利用する最新冷却機構を採用し、性能を最大限に引き出せるようになっている。
このほか、NVMe PCIe Gen3 x4 SSD、Thunderbolt 3ポートや、Killer Gigabit LANとKiller 802.11ac無線LANの組み合わせとなる「Killer DoubleShot Pro」などを搭載しており、現役最強クラスのゲーミングノートとなっている。
MSIはこのほかにも、多数の新製品を展示。その中の一部は既に日本でも発表済みとなっており、関連記事でも紹介しているので、ここからはそのほかの注目製品を中心に写真で紹介する。
Trident 3
「Trident 3」は4.72Lの小型スリムケース採用のゲーミングデスクトップ。第7世代Core i7とGeForce GTX 1060を搭載し、VRシステムへの対応も問題なし。メモリは最大32GB、ストレージはM.2 SSDと2.5インチドライブを搭載可能。
G.U.S.
「G.U.S.」はThunderbolt 3接続の外付けGPUボックス。500Wの80PLUS GOLD電源を搭載し、NVIDIAおよびAMD製GPUを搭載するビデオカードを搭載可能。背面のThunderbolt 3ポートは電力供給も可能で、接続するノートPCの充電も可能。また、背面にはUSB 3.0 Type-C×1とUSB 3.0×2、前面にQuickCharge 3.0対応のUSB 3.0ポートを備える。
WT73VR
CPUに第7世代Core i7またはXeonプロセッサ、ディスクリートGPUにQuadro P5000(16GB)を搭載する、ポータブルワークステーション。デスクトップ代替として想定しているそうで、長期間の連続稼働にも耐えられる安定性を備えるという。メモリはDD4-2133最大64GB搭載可能で、Xeon搭載モデルではECCメモリに対応。また、Adobe RGBカバー率100%の広色域表示に対応する17.3型4K(3,840×2,160ドット)液晶も搭載している。
WS63
「WS63」は第7世代CoreプロセッサまたはXeonプロセッサと、ディスクリートGPUのQuadro P3000(6GB)を、高さ17.7mm、重量1.8kgのボディに凝縮した、小型軽量ワークステーション。液晶は15.6型で表示解像度は3,840×2,160ドット。こちらもAdobe RGBカバー率100%の広色域表示に対応する。