イベントレポート
Razer、3枚の17.3型4K液晶を搭載するゲーミングノートコンセプトモデル
2017年1月6日 11:13
Razerは、世界初となる3枚の17.3型4K液晶を搭載するゲーミングノートPCコンセプトモデル「Project Valerie」を発表し、CES 2017会場ブースで展示した。
液晶部分を閉じた状態では、液晶パネル3枚が重なったように収納されており、液晶を開くと、左右のパネルが横にスライドし、3画面の状態になるという。今回は初期段階のコンセプトモデルということで、実際に液晶の開閉はできなかったが、発売される時には電動で自動的に開閉するようになるという。
左右の液晶パネルのベゼル幅は狭められているので、画面のギャップもあまり気にならず、ゲームも快適にプレイできそうだ。また、左右のパネルは角度も自由に調整できるようになっている。
液晶パネルは、3枚とも17.3型で4K(3,840×2,160ドット)表示に対応。IGZOパネルを採用しており、Adobe RGBカバー率100%の広色域表示に対応。また、NVIDIA G-SYNCもサポートしている。
キーボードには、「Ultra-Low-Profile Mechanical switches」と呼ばれる独自のメカニカルキーを採用。また、フルカラーバックライトも搭載し、「Razer Chroma」によるフルカラーイルミネーションが可能。なお左右の液晶パネル下部にもLEDイルミネーションを搭載しており、こちらもRazer Chromaによるフルカラーイルミネーションが可能となっている。
コンセプトモデルということで、スペックの詳細は未定。今回展示していたモデルに関しては、同じく17.3型4K IGZO液晶を搭載する「Razer Blade Pro」をベースにしており、CPUはCore i7-6700HQ、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1080を搭載していた。
また、この仕様でのバッテリ駆動時間は約4時間になるという。ただし、実際に発売する場合には、その時点で最強のスペックを採用するそうだ。本体サイズや重量も未定だが、高さは1.5インチ(38.1mm)以下、重量は12ポンド(約5.4kg)以下にしたいとのこと。
位置付けとしては、当然ハイエンドゲーミングノートではあるが、ゲーム用途に特化しているわけではなく、映像を中心としたクリエイターにも最適な製品にしたいとしている。発売時期や価格は未定だ。