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iiyama PC、プロ監修の写真愛好家向けRAW現像/写真編集特化PC

「RAW現像・写真編集向けパソコン」※ディスプレイは別売

 株式会社ユニットコムは、iiyama PCブランドから写真愛好家向けのデスクトップPC「RAW現像・写真編集向けパソコン」を3機種発売した。

 このPCは弊誌のメーカー連動企画「メーカーさん、こんなPC作ってください!」(前編/後編)より生まれ、これから写真編集を始めたいというユーザーや、写真をきれいに仕上げたいというユーザーのニーズを満たすためにプロカメラマンの要望や意見を取り入れた実用向けPCとなっている。

 CPUやメモリ、ストレージの違いなどによって3モデルを用意し、Intelプラットフォーム向け最小構成モデルの直販価格は154,419円、上位モデルは248,379円、そしてAMDプラットフォーム向けPCも用意され、こちらは97,179円となっている。全モデルともBTOによるカスタマイズが可能。

 実用性重視ということで、OSとアドビのRAW現像ソフト「Lightroom」のカタログ用にSSDをそれぞれ用意し、データ保存用にはコストパフォーマンスの高いHDDを搭載。また、一部処理を高速化するためにGeForce GTX 750 Tiといった外付けビデオカードを用意するなど、写真の取り扱いに最適なパーツ構成を取り入れているのが特徴。

 ミドルレンジモデルの主な仕様は、Core i5-6600K(3.5GHz、4コア)、メモリ16GB、SSD 120GB(OS用)、SSD 240GB(カタログ用)、GeForce GTX 750 Ti、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、500W出力電源(80PLUS Silver)、Windows 10 Home、PCケースはCooler Master Silencio 452を採用。

 インターフェイスは、USB 3.1×2(1基はType-C)、USB 3.0×4、USB 2.0×4、PS/2、DisplayPort、HDMI出力、DVI-D、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、音声入出力などを装備。

 拡張スロット構成は、PCI Express 3.0 x16×2(1基占有済み)、PCI Express 3.0 x4(x16形状)×1、PCI Express 3.0 x1(1基占有済み)×3、PCI×1。

 拡張ベイ数は、5インチベイ×2(1基占有済み)、3.5インチシャドウベイ×6(5基占有済み)、2.5インチシャドウベイ×2。

 本体サイズは約190×449×497mm(幅×奥行き×高さ)、重量は非公開。

 Intelプラットフォームの上位モデルはCPUにCore i7-6700K(4GHz、4コア)、PCI Express接続のM.2 SSD 256GB(OS用)、SSD 256GB(カタログ用)、SSD 512GB(作業データ用)、HDD 2TBを備え、それ以外の仕様はほぼ共通。

 一方、唯一のAMDプラットフォーム向けPCはCPUにA10-7870K(3.9GHz、4コア、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、SSD 120GB(OS用)、SSD 240GB(カタログ用)、HDD 1TB、ケースはCooler Master Silencio 352などを採用する。

(中村 真司)