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Adaptec、PCIe x8接続のRAIDアダプタ

~メンテナンスフリーのキャッシュ保護機能を搭載

SAS対応RAIDアダプタ「ASR-81605Z V2 SINGLE」

 株式会社アスクは、PMC-SierraのAdaptecブランドSAS対応RAIDアダプタ「ASR-81605Z V2 SINGLE」を8月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は145,000円前後の見込み。

 ホスト側のインターフェイスはPCI Express 3.0 x8を採用。Mini SAS HD(SFF-8643)コネクタを4基備え、1ポートあたりの転送速度は12Gb/secに達する。SASエクスパンダを使用することで、最大256台のSAS/SATAデバイスを接続可能。

 対応するRAIDレベルは、RAID 0/1/1E/5/6/10/50/60で、HBA(Host Bus Adapter)モードへの切り替え、ソフトに応じたパフォーマンスの選択機能、HDDとSSDを組み合わせてRAID 1を自動作成するハイブリッドRAID、ディスクスペースの無駄をなくす「ODU」(Optimized Disk Utilization)などに対応する。

 また、第3世代の「ゼロメインテナンスキャッシュプロテクション」をサポート。オンボードキャッシュ有効時に電源トラブルが発生した際は、フラッシュメモリにキャッシュデータを保存するため、データの損失を避けることができる。そのほか、ブラウザからストレージの管理ができる「Adaptec maxView Storage Manager」にも対応している。

 カードはLowProfileを採用。1,024MBのキャッシュメモリを搭載し、MTBF(平均故障間隔)は775,000時間(40℃時)。

 対応OSは、Windows、Red Hat、SUSE、Fedora、Debian、Ubuntu、CentOS、FreeBSD、VMware ESXi、Xen Server、Oracle Solaris。

 本体サイズは167.64×64.41mm(幅×高さ)。メーカー保証期間は3年となる。

正面

(中村 真司)