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スマホの読み込みが3倍高速化。SK HynixがUFS 2.0対応ストレージを開発

~PC用SATA SSDを超える速度を実現

 韓国SK Hynixは9日(現地時間)、UFS(Universal Flash Storage) 2.0に対応した64GBストレージソリューションを開発したと発表した。

 UFS 2.0はスマートフォンなどのモバイル向けのストレージデバイス規格で、コマンドキュー技術やマルチスレッド読み込みなどにより高速化を図った。今回開発したソリューションは、連続読み込みが780MB/sec、書き込みが160MB/sec、ランダム読み込みが32,000IOPS、書き込みが17,000IOPSとなっており、読み込み速度はPC用のSATA 6Gbps SSDを超え、モバイルデバイス用のeMMC 5.1よりも3倍高速。一方で、消費電力はeMMCより低いという。

 メモリ素子は16nmのNANDフラッシュを採用し、ファームウェアおよびコントローラも内製した。

 UFS 2.0ストレージ搭載製品は、まずはハイエンドなスマートフォンから年内にも登場予定としている。

(若杉 紀彦)