ニュース

ソフォス、Linux向けアンチウイルスソフトウェアを無料提供

 ソフォス株式会社は5月18日、Linux向けアンチウイルスソフトウェア「Sophos Anti-Virus for Linux(Free Edition)」の提供を開始した。

 法人向けに販売している「Sophos Anti-Virus for Linux」の個人向け無料版で、サポートや集中管理機能は付属しないが、製品機能上の差異はないという。従来の有料製品は継続して提供される。有料版同様、ソフトウェア、エンジン、定義ファイルのアップデートが行なわれる。

 今回の無料提供を、同社は今年2月に内閣府の実施した「サイバーセキュリティ月間」に対応するアクティビティの発表、同月の日本オラクルと共同で実施したデータベースセキュリティの多段防御対策セミナー開催などの流れを汲むものとしており、「一般に法人ユーザーに比べてセキュリティ対応が遅れがちな個人ユーザーのサーバー、特に、近来セキュリティ脅威が増大しているLinuxサーバーに対するセキュリティ対策への注意喚起が目的」であるという。

 また、同社製品の「Sophos Cloud」も2015年6月頃にLinuxに対応予定で、サポート開始以後はSophos Anti-Virus for Linux Free EditionからSophos Cloudへのアップグレードパスが有料で提供される予定。

(佐藤 岳大)