モフィリア、Bluetooth対応指静脈認証端末とデモプログラムのセット品

　株式会社モフィリアは24日、Bluetooth対応指静脈認証端末キット「MTKE-U4BT」を3月2日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。

　指静脈認証用端末「FVA-U4BT」と、Windows用のデモプログラム「mDTA」をセットにした製品。これまでFVA-U4BTを用いて指静脈認証を行なう場合は、別売のSDKを導入して別途プログラムを組む必要があった。mDTAでは、FVA-U4BTの操作感と速度感を体験できるとしている。

　指静脈認証の仕組みは、デバイス内蔵のLEDから発せられた近赤外光を指の中で散乱させ、その状態をCMOSセンサーで撮影した画像から、独自の認証アルゴリズムによって指静脈の登録や認証を行なう「反射散乱方式」。個人の生体情報を圧縮・暗号化し、高速転送や大量保管に適したサイズと安全性を両立したという。認証処理用のチップを内蔵することから、デバイス内認証とサーバー内認証の2通りの認証方式に対応する。

　FVA-U4BTはBluetooth 3.0に対応。電源は内蔵のリチウムイオンポリマー充電池で、連続認証回数は約500回。本体サイズは49×92×63mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約130g。プラットフォームはWindowsとAndroidに対応し、スマートフォンやタブレットとも連携できる。開発環境はMacとLinuxにも対応する。