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NEC PC、15.6型2-in-1や15.6型4K IGZOモデルなどノートPC春モデル

~RealSense搭載ノートも登場

「LaVie Hybrid Advance」(HA850/AAS)

 NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、2-in-1/ノートPC「LaVie」シリーズの2015年春モデルを1月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 今回の2015年春モデルより、ノートPC、デスクトップPCともに「LaVie」ブランドへ統合される。ノートPCはLaVieブランドを継承する形になるが、2-in-1デバイスのようにマルチモードでの利用を想定したものは「LaVie Hybrid」、従来のLaVie L/S/EのようなスタンダードノートPCは「LaVie Note Standard」のシリーズ名が用いられる。

 この春モデルでは、液晶が360度回転する“YOGA”型の15.6型2-in-1が新たに投入されるほか、従来のLaVie L後継に4K IGZOモデルを投入。そのほかのLaVie後継モデルについても、BroadwellやCeleron新モデル採用、下位モデルへのIEEE 802.11ac対応無線LAN装備などのリニューアルを行なう。

 なお、既存モデルの「LaVie U」、「LaVie Tab W」、「LaVie Tab S」、「LaVie Tab E」は、同じ製品名のまま継続販売される。

LaVie Hybrid Advance

「LaVie Hybrid Advance」(HA850/AAS)

 「LaVie Hybrid Advance」は、15.6型液晶を搭載する液晶360度回転型の2-in-1デバイス。SSD/RealSenseカメラ搭載の「HA850/AAS」と、HDD/92万画素Webカメラ搭載の「HA750/AAS」の2モデルがラインナップされ、2月上旬に発売される。税別店頭予想価格は順に224,800円前後、204,800円前後の見込み。本体色は両モデルともムーンシルバー。

 液晶が360度回転することで、通常のクラムシェルモードのほか、タブレットモードやテントモード、スタンドモードといったスタイルでの利用が可能な2-in-1デバイス。液晶側とキーボード側の段差がないフラットな状態で180度開くこともできる。キーボード保護および誤入力防止のため、180度以上回転した状態ではキーボード周囲のラバーがせり上がるほか、キーがロックされる仕組みとなっている。ヒンジは耐久性が高く、見た目にも安心感のある亜鉛合金製とした。

 また、2-in-1の15.6型製品として軽量な約2.3kgに抑えることで、変形時の負担を軽減したとする。本体サイズは383×256.5×22.3mm(幅×奥行き×高さ)。

 2モデルの違いは、HA850/AASが、SSD 256GB、RealSenseカメラの構成でバッテリ駆動時間(JEITA測定法2.0)は約6.7時間。HA750/AASが、HDD 1TB、92万画素Webカメラの構成でバッテリ駆動時間は約5.5時間となる。

 両モデル共通で、CPUにCore i7-5500U(2.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、フルHD(1,920×1,080ドット)表示/タッチ対応15.6型スーパーシャインビューLED IPS液晶、Windows 8.1 Update(64bit)、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。USB接続の外付けBDXLドライブが付属する。

 インターフェイス/センサー類は、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(867Mbps対応)、Blueototh 4.0、SDXCカードスロット、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力、加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、照度センサーを装備。

LaVie Note Standard

「NS850/AAB」

 ブランドが「LaVie Note Standard」に統一された15.6型液晶搭載ノートPCは、従来の「LaVie L」の後継に位置付けられる製品として、最上位の「NS850/AAB」、LaVie L LL750の後継となる「NS750」シリーズを展開する。税別店頭予想価格は順に229,800円前後、204,800円前後の見込み。発売は1月下旬。

 本体色はNS850/AABがブラックのみ。NS750シリーズは、レッド(型名:NS750/AAR)、ゴールド(型名:NS750/AAG)、ホワイト(型名:NS750/AAW)、ブラック(型名:NS750/AAB)の4色展開。

 両製品の違いは、NS850/AABはディスプレイが4K(3,840×2,160ドット)表示/タッチ対応IGZO、メモリが4GB×2枚構成のデュアルチャネル8GB、3D対応のRealSenseカメラ、NFC(書き込みツール付属)を搭載する点。NS750はそれぞれ、フルHD/タッチ対応スーパーシャインビューLED-EX2 IPS液晶、メモリ8GB×1枚、92万画素Webカメラ、NFC非搭載となる。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、CPUにCore i7-5500U、ハイブリッドHDD 1TB、BDXLドライブ、Windows 8.1 Update(64bit)、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。

 インターフェイスは、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(867Mbps対応)、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDXCカードスロット(UHS-II対応)、USB 3.0×3、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力、2W+2Wスピーカー(ヤマハ AudioEngine搭載)を装備。なお、USB 3.0の1ポートは電源オフ時に給電可能で、電源オン時に利用した場合はUSB 3.0の規格上限である5V/900mAhまでの供給が可能であるのに対し、電源オフ時に利用した場合は5V/1.5Aまでの供給が可能となる。

 バッテリ駆動時間(同)はNS850/AABが約3.9時間、NS750が約4時間。本体サイズは382×270×29.6mm(同)、重量は約2.9kg。Bluetooth接続のレーザーマウスが付属する。

「NS750/AAR」(レッド)
「NS750/AAG」(ゴールド)
「NS750/AAW」(ホワイト)
「NS750/AAB」(ブラック)

 LaVie S LS700/LS550/LS350の後継となる「NS700」シリーズ、「NS550」シリーズ、「NS350」シリーズは曲線を取り入れた新筐体を採用。発売はNS700とNS550が2月上旬、NS350が1月下旬。税別店頭予想価格はNS700とNS550が179,800円前後、NS350が149,800円前後。各機種にレッド(型名末尾:AAR)、ホワイト(同:AAW)、ブラック(同:AAB)をラインナップする。

 新筐体の採用に伴いキーボードやインターフェイスなどが変更されたほか、CPUをBroadwellにアップデート。ヤマハのAudioEngineを新たに搭載した。また、NS850/NS750同様に電源オフ時に5V/1.5A供給が可能なUSBポートも備える。

 NS700シリーズの主な仕様は、CPUにCore i7-5500U、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、1,366×768ドット表示/タッチ対応15.6型液晶、Windows 8.1 Update(64bit)、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。

 NS550シリーズは、NS700の仕様からCPUをCore i5-5200U(2.2GHz、同)、1,366×768ドット表示/タッチ対応15.6型液晶へ変更した構成。

 NS350シリーズは、NS700の仕様からCPUをCore i3-5005U(2GHz、同)、メモリを4GBへ変更した構成となる。

 インターフェイスは共通で、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(867Mbps対応)、Bluetooth 4.0、SDXCカードスロット、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力、2W+2Wスピーカーを装備。

 バッテリ駆動時間(同)はNS700が約5.4時間、NS550が約5.3時間、NS350が約6時間。

 本体サイズ/重量は非タッチのNS700/NS350が382×270×28mm(同)/約2.6kg、タッチ搭載のNS550が382×270×29.6mm(同)/約2.9kg。Bluetooth接続のレーザーマウスが付属する。

「NS700/AAR」(レッド)、「NS350/AAR」(レッド)
「NS700/AAW」(ホワイト)、「NS350/AAW」(ホワイト)
「NS700/AAB」(ブラック)、「NS350/AAB」(ブラック)
「NS550/AAR」(レッド)
「NS550/AAW」(ホワイト)
「NS550/AAB」(ブラック)

 LaVie S LS150の後継となる「NS150」シリーズは、1月下旬発売で、税別店頭予想価格は124,800円前後の見込み。

 IEEE 802.11ac(433Mbps)対応無線LANを搭載したほか、CPUの更新、HDD容量の増加、ヤマハ AudioEngineの搭載が主な変更点。本体色はレッド(型名:NS150/AAR)、ホワイト(同:NS150/AAW)、ブラック(同:NS150/AAB)の3色をラインナップする。

 主な仕様は、Celeron 3205U(1.5GHz、同)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、Windows 8.1 Update(64bit)、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。

 インターフェイスはIEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDXCカードスロット、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力、1.5W+1.5Wスピーカーを備える。

 バッテリ駆動時間(同)は約6.2時間。本体サイズは385.6×258×22.6mm(同)、重量は約2.5kg。Bluetooth接続のレーザーマウスが付属する。

「NS150/AAR」(レッド)
「NS150/AAW」(ホワイト)
「NS150/AAB」(ブラック)
「NS100/A2W」、「NS100/A1W」

 LaVie E LE150の後継となる「NS100」シリーズは、NS150とカラーリング違いの同筐体を採用。Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載する「NS100/A2W」、Office Personal PremiumプラスOffice 365サービスを搭載する「NS100/A1W」の2モデルを発売する。

 税別店頭予想価格はNS100/A2Wが104,800円前後、NS100/A1Wが101,800円前後の見込み。本体色はホワイトのみ。発売は1月下旬。

 IEEE 802.11ac(433Mbps対応)の搭載とCPUの更新が主な変更点。仕様は、Celeron 3205U、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、Windows 8.1 Update(64bit)を搭載。

 インターフェイスはIEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Ethernet、SDXCカードスロット、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力、1.5W+1.5Wスピーカーを装備。

 バッテリ駆動時間(同)は約6.2時間。本体サイズは385.6×258×22.6mm(同)、重量は約2.5kg。

(多和田 新也)