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電通、産業創出を目指す「ロボット推進センター」を設立

 株式会社電通は1日、ロボットビジネスの社内横断的に取り組む組織として「電通ロボット推進センター」を立ち上げた。

 電通では2012年に、トヨタ自動車、東京大学先端技術センター、ROBO GARAGEとともに産学官で発足した世界初のロボット宇宙飛行士「KIBO ROBOT PROJECT」(KIROBO、きぼうロボットプロジェクト)において、プロジェクトマネジメント、コミュニケーションデザイン、国内外広報を担当したのを皮切りにロボットビジネスへの取り組みを開始。ソフトバンクの「Pepper」についてもキャラクターや会話エンジンの開発を担当している。

 同社ではKIROBOの実績から、ロボットに関するコンサルティングや企画・開発、プロジェクトの管理、コミュニケーション施策などの相談が増えてきており、多様な産業に迅速/的確に対応できる組織が必要と判断し、同センターを立ち上げた。

 これまでのノウハウを活用し、コミュニケーション領域での活用を中心としたロボットの開発およびコンサルティング、企業と人材のマッチングやロボットの広告利用、キャラクターライセンス管理やロボット競技などのコンテンツ化などをビジネス領域とする。将来的には新産業創出や、人とロボットが共生できる社会の実現に貢献していきたいとしている。

(多和田 新也)