ジャパンディスプレイ、7型WQXGA/431ppiの低消費電力液晶モジュール

　株式会社ジャパンディスプレイは29日、白画素採用の「WhiteMagic」シリーズに、新開発のバックライト駆動技術を盛り込んだ、2,560×1,600ドット(WQXGA)表示に対応する7型液晶を開発したことを発表した。6月1日(米国時間)から米サンディエゴで開催される「SID DISPLAY WEEK 2014」で展示する。

　RGBの3色に加え、白画素(White)を加えて画面全体を明るく見せることで外光下での視認性を高めた「WhiteMagic」をベースとした試作機。WhiteMagicの効果を高めるには、入力された表示画像データを解析し、液晶パネルとバックライトを効率的に駆動することが必要となる。

　そこで、LEDを導光板の縁に配置するエッジライト方式を採用した「local dimmingバックライト」を採用することで、より効率的にバックライトを制御。従来のWhiteMagicに比べて20%の省電力化を実現した。またエッジライト方式のために全体の厚みも抑制。モジュール全体で1.16mmまで薄型化した。

　試作機の主な仕様は、解像度が2,560×1,600ドット、パネルサイズが7型、画素密度が431ppi、色域がNTSC比70%、輝度が500cd/平方m、コントラスト比が2,200:1(最大19,000:1)、視野角が上下/左右それぞれ160度。