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東芝、Pogoplug PCをバンドルしたポータブルHDD「CANVIO」新モデル
~ファイナル丸ごとバックアップ、Mac用NTFSドライバ付属
(2013/10/21 11:00)
株式会社東芝は、ポータブルHDD「CANVIO」シリーズの新製品として、「CANVIO CONNECT」、「CANVIO SLIM」を10月26日より発売する。価格はオープンプライス。
筐体が大きく変わり、縦の長さがコンパクトになった。これは、一般的なSATA接続HDDをUSB変換基板に組み込んだものと異なり、HDDコントローラ基板にUSB 3.0インターフェイスを備える外付け専用に開発されたHDDを搭載。SATA-USB変換ブリッジ基板が不要になり、小型化を実現した。また、HDDを活用するためのソフトウェアを3種類バンドルした。
1つはリモートのファイル共有ソフトで、プレスリリースには「リモートファイルアクセスが可能なソフトウェア」と記載されているが、実態はCloudEnginesの「Pogoplug PCソフトウェア」のこと。Pogoplugのソフト版は、インストールしたPCの内蔵HDDや接続したストレージのフォルダを指定して共有できる。外出先からインターネット経由でそのストレージ/フォルダに保存したり、ストリーミングでストレージ内のマルチメディアファイルを再生したりできる。Android、iOS用のアプリも提供されている。単体のPogoplug PCソフトウェアは2,980円で、5GBのクラウドストレージが付属するが、CANVIOバンドル版はクラウドストレージが10GBに増量されている。
2つ目はAOSテクノロジーズの「ファイナル丸ごとバックアップ」で、WindowsのOS設定やアプリケーションなどを含むPC環境を丸ごと戻したり、フォルダやファイル単位でも復元できる。ソフト単体の価格は3,980円。3つ目は従来の1.5TBモデルにもバンドルされているMac用NTFSドライバ「Tuxera NTFS for Mac」で、Macからも再フォーマットなしで活用できる。ただし、この場合はTime Machine機能が使えない。ソフト単体の価格は3,252円。
CANVIO CONNECTは、容量500GB、1TB、2TBの3種類、カラーは5色(500GBのみ3色)で、ブラック、ブルー、レッド、シルバー、ホワイトを用意。500GBモデルはブルーとレッドが無い。
店頭予想価格は、500GBが9,500円前後、1TBが12,500円前後、2TBが23,000円前後の見込み。
本体サイズは79×111×15mm(幅×奥行き×高さ)、2TBモデルはプラッタ数が多いため高さが20.5mmになる。
CANVIO SLIMは、アルミ筐体で薄型のデザイン。先のソフトウェアのほか、パスワード保護機能「HDD Password Tool」を搭載する。
容量は500GB、1TBの2モデル、本体色はブラック、シルバーの2色。店頭予想価格は、500GBモデルが10,000円前後、1TBモデルが13,000円前後の見込み。
本体サイズは75×107×9mm(同)、1TBモデルは高さが12.5mm。
いずれもインターフェイスはUSB 3.0、電源はUSBバスパワー。