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iPhone 5sおよびiPhone 5cが20日午前8時から発売
~アップルストア銀座には700人の列
(2013/9/20 12:25)
AppleのiPhone 5sおよびiPhone 5cが、9月20日午前8時から発売となった。
東京・銀座のアップルストアでは、9月11日(日本時間)の正式発表前から並びはじめた男性を先頭に、午前8時時点で、700人以上が並ぶという過熱ぶりとなった。列は、銀座一丁目の先まで伸び、首都高速道路の高架下を超えたという。
iPhone 5sおよびiPhone 5cは、iPhone 5のマイナーチェンジ版となるが、最大手のNTTドコモが初めてiPhoneの取り扱いを開始したこともあって、日本ではマイナーチェンジ以上の盛り上がりを見せているのが実状だ。さらにiPhone 5cは、9月13日から予約を開始したが、iPhone 5sは20日からの直接販売のみとしたこと、事前にiPhone 5sの在庫量が少ないという情報が流れたことも、早朝から主要店舗に長蛇の列ができる要因となった。
米国で行なわれた発表会見では、Appleのティム・クックCEOが、「これまでは、古くなったiPhoneを値下げするという手法だったが、今年は違う。iPhoneのビジネスの拡大に合わせて、2つのiPhoneで、iPhone 5を置き換える」と語ったように、今回の新製品では、樹脂筐体を採用しながら、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色展開を行なう下位モデルの「iPhone 5c」を新たに設定した。
その一方で、アルミ筐体を使用し、64bit CPUである「A7」を搭載することによって、CPU性能とグラフィックス処理性能を最大2倍に高速化した「iPhone 5s」を用意。iPhone 5sでは、M7と呼ばれるコプロセッサが、GPSや加速度センサーなどの処理を行なうため、A7の負荷を軽減するほか、iSightカメラでは、従来に比べて15%大きいセンサーを採用するなど、カメラ機能を強化。1秒間に10回の連続撮影や1,000以上の組み合わせから、被写体に最も合うフラッシュ強度と色温度を選ぶTrue Toneフラッシュなどにより、最適な写真が撮影できる点が特徴だ。
また、ホームボタンに指紋認証機能の「Touch ID」を搭載。ホームボタンを押すだけで指紋認証によってロックを解除できるようにした。これまでは4桁の数字を入れてロックを解除していたが、セキュリティレベルの大幅な向上と、ロック解除機能の手間を大幅に削減。ビジネスユースで求められるセキュリティレベルも達成したといえよう。
アップルストア銀座では、午前8時の発売に合わせて、恒例のカウントダウンで店頭を盛り上げ、先頭に並んだ男性をはじめとして約30人を迎え入れ、販売を開始した。
以下、写真を通じて、アップルストア銀座などでのiPhone 5s、iPhone 5c発売の様子を追う。