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ASUS、リード最大830MB/secのPCI Express 2.0 x2用SSD

~容量240GBで実売4万円、ドライバレスでOSインストール可

RAIDR Express PCIe SSD
7月27日 発売

価格:オープンプライス

 ASUSは、内部をRAID 0構成とし高速転送を実現したPCI Express 2.0 x2用SSD「RAIDR Express PCIe SSD」を27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。対応OSはWindows 7/8。

 ゲーミングブランド「R.O.G.」シリーズのSSDカード。内部で2台のSSDをRAID 0動作させることで、リード速度最大830MB/sec、ライト速度最大810MB/secを実現。PCからは1台のSSDとして認識される。

 また、OSインストール時にドライバをインストールする必要がないのも特徴。一般的にPCI Express接続のSSDはSCSIインターフェイスで認識されるため、Windows 7ではTRIMコマンドを利用できないが、本製品はAHCIとすることで、特別なドライバを必要とせずにTRIMコマンド実行できる。ただし性能を最大化するためにはドライバのインストールが必要。

 UEFIにネイティブ対応し、従来のBIOS対応拡張カードと比較するとPOST時間を短縮できるという。UEFIとBIOSを切り替えるスイッチを搭載し、従来のBIOSでも利用できる。PCとの接続インターフェイスは1GB/secの広帯域を持つPCI Express 2.0 x2を採用。マザーボード上のx16またはx4スロットに挿入して利用する。

 データ転送のエラー数を減らすため、対ノイズシールドカバーを装備。裏面カバーは放熱も兼ねている。SSDコントローラとRAIDコントローラにも大型のヒートシンクを搭載し、温度上昇を抑える。

 付属ソフトは、RAMディスク作成ソフト「RAMDisk」、RAMディスク上にキャッシュを置くことで性能を高める「SSD Tweakit」、SSDをHDDのキャッシュとしてハイブリッド化する「ROG HybriDisk」、ベンチマークソフト「ROG CrystalDiskMark」、データ消去ソフト「Secure Erase」など。

(劉 尭)