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Seagate、最大4TBのNAS向け3.5インチHDD

NAS HDD
6月11日(現地時間) 発表

 米Seagate Technologyは11日(現地時間)、“NAS向け”を謳う3.5インチHDD「NAS HDD」シリーズを発表した。QNAP、D-Link、droboなどのNAS製品メーカーでのテストが行なわれ、製品に組み込まれて提供される見込み。

 エラーリカバリ制御機能、低振動性を向上させた構造設計、ユーザー(NAS製造者)によるパフォーマンス調整プロファイルを用いて電力管理を行なえる機能などを組み込んだ製品。これら一連の機能を同社では「NAS Works」と呼んでいる。また静音性についても謳っており、ノイズレベルは4TBモデルで稼働時25dB。

 容量ラインナップは2TB/3TB/4TB。同種のNAS向け製品であるWestern Digitalの「WD Red」では3TBモデルが最大容量となっており、直接名指しこそしていないものの、ニュースリリースの中で「競合製品より容量が30%多い」とアピールしている。

 インターフェイスはSATA 6Gbps。キャッシュ容量は64MB。MTBFは100万時間。アイドル時消費電力は2TBモデルが3W、3/4TBモデルが3.95W。稼働時平均消費電力は2TBモデルが4.3W、3/4TBモデルが4.8W。本体サイズは101.6×146.99×26.11mm(幅×奥行き×高さ)。

(多和田 新也)