NEC、企業向けの12.5型Windows 8 Proタブレット「VersaPro タイプVZ」
~バッテリ内蔵のデスクトップも

VersaPro タイプVZ

10月下旬より順次発売



 NECは、Widnwos 8 Proを搭載したビジネス向けPC「VersaPro」、「Mate」14タイプ37モデルを10月下旬より順次発売する。

●VersaPro タイプVZ

 「VersaPro タイプVZ」は、12.5型の大画面と長時間駆動を実現したというタブレットPC。2013年3月下旬発売予定で、価格は未定。

 2012年3月に発表したタイプVZの後継とみられるモデル。重量やバッテリ駆動時間などは後日Webで掲載するとしているが、現時点で公開されている特徴として、10点マルチタッチ操作とペン入力をサポートする点、およびMetaMoJiの手書き入力ソフトウェア「mazec for Windows」を標準搭載する点が挙げられる。

 ペン入力時は手が触れても反応しない誤動作防止機能を搭載。また、MetaMoJiがWindowsストアで提供する手書きノートアプリ「Note Anytime」をインストールすると、メモ帳に手書きでノートをとるような感覚でメモや資料作成が可能としている。

 そのほか公開された主な仕様は、デュアルコアCeleron、メモリ4GB、128GB SSD、1,366×768ドット表示対応IPS液晶ディスプレイ、LTE無線WANモジュール(NTTドコモ「Xi」対応)、OSにWindows 8 Pro(64bit)などとなっている。

 インターフェイスはUSB 3.0、USB 2.0×2、外部ディスプレイコネクタ、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、イン/アウトカメラ、音声入出力などを備える。

VersaPro UltraLite タイプVG

 このほか、4点マルチタッチ対応スライドパッドを搭載した重量約875gのUltrabook「VersaPro UltraLite タイプVG」、モバイルPC「VersaPro タイプVH」、「VersaPro UltraLite タイプVB」、15.6型ワイド液晶搭載の「VersaPro タイプVF」などをラインナップする。


●Mate タイプMC
Mate タイプMC

 「Mate タイプMC」は、モバイル向けプラットフォームと大容量バッテリを搭載し、長時間のピークシフトに対応したデスクトップPC。2012年12月中旬発売予定。

 モバイル向けプラットフォームの採用により、本体サイズが62×292×244mm(幅×奥行き×高さ、スタビライザなし)と小型化と省電力化を実現し、内蔵バッテリによる駆動も可能にした製品。不意の停電時に自動的に休止状態に移行する機能や、電源OFF時でも内蔵バッテリからUSB機器に給電できる機能を搭載するなど、災害時の可用性を高めた。

 構成の一例として、CPUにCore i5-3320M(2.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8 Pro(64bit)、1,440×900ドット(WXGA+)表示対応19型液晶ディスプレイなどを搭載し、価格は240,450円。

 このほか、スリムタワー「Mate タイプME」、「同タイプMB」、液晶一体型「同タイプMG」、SOHO向けスリムタワー「同タイプML」などをラインナップする。


(2012年 10月 22日)

[Reported by 劉 尭]