富士通株式会社は、Windows 8を搭載する10.1型タブレットPC「ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J」を11月2日より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は10万円前後の見込み。
同社のタブレットのブランド名を冠するピュアタブレット型の製品。ARMベースのWindows RTではなく、Atom Z2760(1.50GHz)を採用してデスクトップアプリが動作するWindows 8 32bitを搭載した。重量も10.1型として軽量な約574gとなっている。本体サイズは264.4×169.4×9.9mm(幅×奥行き×高さ)。Android版のARROWS Tabと同様に、IPX5/7/8相当の防水、IP5X相当の防塵に対応する。
ディスプレイは1,366×768ドット表示対応10.1型ワイド液晶で、IPS方式。液晶とタッチパネルの間の空気層を無くして乱反射を抑えた「オプティカルボンディング」技術を用いている。空気層による視線からの屈折が少なく、ディスプレイ表示が表面に近いためタッチの位置も定まりやすいという。タッチパネルには滑りやすい表面処理を施した。
主な仕様は、Atom Z2760、メモリ2GB、フラッシュストレージ64GB、Windows 8 32bit、Office Home and Business 2010を搭載。
インターフェイスはMicroUSB、microSDスロット、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面800万画素Webカメラ、充電用クレードル接続端子、ステレオミニジャックを装備。このほか、マイク/スピーカーと、GPS、加速度、地磁気、照度、ジャイロの各センサーを内蔵する。
バッテリ駆動時間は、動画再生で約10.5時間。給電は付属のクレードル、USBで行なう。
【12:00修正】発売日を10月26日から11月2日に修正しました。
(2012年 10月 19日)
[Reported by 山田 幸治]