株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)は11日、高解像度ディスプレイと大容量バッテリを搭載した富士通製Androidタブレット端末「ARROWS Tab F-05E」を発表した。12月発売予定で、価格はオープンプライス。
1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応10.1型ワイド液晶ディスプレイと、“超大容量”を謳う10,080mAhのバッテリを搭載したハイエンドタブレット端末。3Gで約1,800時間、GSMで約1,500時間、LTEで約1,300時間の連続待受を実現。同梱の卓上ホルダに乗せて30分充電するだけで約10時間の利用が可能としている。
表面は高い強度と剛性を持つCorningの「Gorilla Glass 2」を採用し、9.9mmの薄さと10.1型としては比較的軽量な約580gを実現。また、色剥げしないフィルムコーティング処理を施した。
ドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」をサポートし、下り100Mbps/上り37.5Mbpsの通信速度をサポート。FOMAハイスピードでは下り14Mbps/上り5.7Mbpsに対応する。また、クライアント8台までのWi-Fiテザリングをサポートする。通信カードはドコモminiUIMカードを使用する。
機能面では、防水、ワンセグ視聴、かざしてリンク、エリアメール、NOTTV、あんしん遠隔サポートなどに対応。録画した地デジ番組などをDLNA連携で持ち出して視聴する機能や、高齢者向けにホーム画面やブラウザを使いやすくしたという「シニアスタイル」、アプリ利用制限や50音表で文字入力ができる「キッズスタイル」を備える。
また、画面のON/OFFができる「スイッチ付き指紋センサー」、年齢に合わせて色補正して画面を見やすくする「あわせるビュー」、タッチ操作を振動でフィードバックする「はっきりタッチ」、画面をキャプチャして手書きメモを加えられる「キャプメモ」などの機能を装備する。
プロセッサは1.7GHz駆動のクアッドコア「Tegra 3」を採用し、RAMは2GB、フラッシュメモリは32GB。インターフェイスは、microSDXCカードスロット、約800万画素CMOSセンサーを採用したアウトカメラ、約120万画素CMOSセンサーを搭載したインカメラ、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどを備える。
本体サイズは259×169×9.9mm(幅×奥行き×高さ)。本体色はホワイト。
なお、スマートフォンなど2012年冬モデルも発表しており、11月より順次発売する。現在都内で発表会を実施しており、これについては別途お伝えする。
(2012年 10月 11日)
[Reported by 劉 尭]