マスタードシード株式会社は、台湾ASRock製のIntel X79 Express搭載最上位マザーボード「X79 Extreme11」を8月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は64,800円前後の見込み。
ASRockのX79チップセット搭載マザーボードシリーズの中で最上位に位置付するモデル。フォームファクターは305×267mmのSSI-CEBを採用する。PLX TechnologyのPCI Express 3.0対応ブリッジチップ「PEX 8747」を採用し、7本のスロットすべてPCI Express 3.0 x16に対応させた。4枚の2スロット占有ビデオカードを接続した場合、すべてのスロットがPCI Express 3.0のx16動作が可能で、フルスペックで4way SLI/CrossFireX環境を構築できる。それ以外の場合でも、最上段はx16動作、残りはすべてx8動作で駆動可能。
LSI製のSASコントローラ「SAS2308」を搭載し、8基の6Gbps対応SAS/SATAポートを装備。8基のSSDや「MegaRAID」ユーティリティを利用することで、最大転送速度3.8GB/secのストレージ環境を構築できるとしている。
オーディオ部にはヘッドフォンアンプ付きのCreative製「Sound Core3D」プロセッサを採用。EAX 5.0やTHX TruSutido PROなどの音響効果を適用できる。Gigabit EthernetはBroadcom製の「BCM57781」を2基搭載し、チーミングをサポートする。
電源部には24+2フェーズのデジタルPWMと、ダイを2層積み重ねオン抵抗を低減した「デュアルスタックMOSFET」を採用し、効率を改善させた。100%日本製固体コンデンサ「ゴールドコンデンサ」を全面採用し、寿命と安定性を高めたという。このほか、オンボードデバッグLED/電源/リセットスイッチを備える。
ソケットはLGA2011で、対応CPUはCore i7。メモリスロットはDDR3 DIMM×8で、速度は最大2,500MHz以上(オーバークロック)、容量は最大64GBをサポート。ストレージインターフェイスは、SAS/SATA 6Gbps×8、SATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×4、eSATA 3Gbps×2。
バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×4(TI TUSB7340)、USB 2.0×8、IEEE 1394、eSATA 3Gbps×2、Gigabit Ethernet×2、PS/2、音声入出力などを備える。
(2012年 8月 3日)
[Reported by 劉 尭]