カシオ、Xi対応のビジネス向け堅牢Android 4.0タブレット

本体背面

9月 発売
価格:オープンプライス



 カシオ計算機株式会社は、堅牢性を特徴とするビジネス向けAndroidタブレット4機種を9月より発売する。NTTドコモのXiおよびカメラの文書/名刺リーダ機能の有無で4モデルが用意。価格はオープンプライスで、店頭小売りはしない。

 IP54準拠の防塵/防抹性能に加え、耐衝撃フレームや衝撃吸収性に優れるというエラストマー樹脂のプロテクションを角に備えることで落下強度1mを実現したタブレット。-20~+50℃でも動作する。

 「Paper Writer」のブランド名の着く2モデルは、片側にタブレット本体、もう片側に紙のノートを収納できる専用のケースが付属。ケースは本体のスタンドにもなり、本体をスタンドに立てた状態では、内側カメラを使って、手前に置かれた文書や名刺を角度補正しながら写真に取り込むことができる。文書の読み込み時は、ページめくりを検出して、自動的に撮影が可能。その際、日時とスケジューラの件名から検索用のタグを自動生成する。また、ノートについては本体を綴じたときに自動撮影できる。名刺についてはOCRを使ったアドレス帳への自動登録機能も搭載する。

 このほか、非接触ICカード/RFID用のNFCや、非接触ICカードによるログイン認証機能、より高セキュリティなSAM(Secure Access Module)スロットを搭載。オプションで、デジタイザ、置くだけ充電器、LAN/USBクレードル、ハンドベルト、ネックストラップなどが用意される。

 主な仕様は、CPUがTI OMAP 460(1.5GHzデュアルコア)、メモリ1GB、ストレージ16GB、1,280×800ドット表示対応10.1型液晶、Android 4.0を搭載。インターフェイスは、NFC IP-2 Type A/B、SAM、Xi(2モデルのみ)、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+EDR/LE、SDカードスロット、microSDカードスロット、USB 2.0、Mini USB 2.0、Mini HDMI出力、500万画素カメラ(前面と背面)などを装備。センサー類は、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサーを備える。

 バッテリ駆動時間はXiモデルが約12時間、非搭載モデルが約10時間。バッテリは交換可能。本体サイズと重量は、ケース付きモデルが約270×220×30mm(幅×奥行き×高さ)/約1.3kg、非付属モデルが約269×190×14.4mm(同)/約780g。

Paper Writerモデル手前に文書を置くと、ページをめくるだけで自動撮影
名刺読み取りはOCRにも対応本体単体

(2012年 7月 27日)

[Reported by 若杉 紀彦]