ブラザーは、「JUSTIOドキュメントスキャナー」シリーズを7月より順次発売し、国内のドキュメントスキャナ市場に本格参入する。価格はすべてオープンプライス。
●ADF付きモデル「ADS-2500W」はIEEE 802.11b/g/n対応無線LANやEthernetを内蔵したドキュメントスキャナー。10月上旬発売で、店頭予想価格は7万円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7、およびMac OS X 10.6以降。
PCを経由せずにFacebookやEvernote、Flickr、Picasa、Dropbox、Google Docsなどへ直接アップロードできる機能を搭載。また、スキャンした内容をスマートフォンなどに直接取り込める「Brother iPrint&Scan」、Eメール添付ファイルとして送信できる「スキャン to Eメール送信」、FTPサーバーに転送する「スキャン to FTP」機能などを搭載。また、USB経由でAndroid端末にスキャンデータを転送できる「Brother Image Viewer」、USBメモリに直接保存できる「スキャン to USB」機能などを備える。
スキャン周りの機能面では、両面同時読み取り機能、向き補正機能、超音波センサーによる重送検知機能、傾き補正機能、サイズ自動検知機能、地色除去機能、裏写り除去機能、白紙除去機能、A3半折りスキャンなどを備える。
本体に3.7型のタッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載。スキャン解像度は600dpi。スキャン速度はモノクロ/カラーともに24枚/分(300dpi時)。ADF給紙枚数は50枚。本体サイズは299×220×179mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。
ADS-2000 |
ADS-2500Wから、ネットワーク関連のインターフェイス/機能、および液晶ディスプレイを省いた「ADS-2000」も用意される。7月下旬発売で、店頭予想価格は45,000円前後の見込み。そのほかの仕様はADS-2500Wと共通。
●手差しモデル
「MDS-700D」は本体サイズが319×76×54mm(同)の小型モデル。7月下旬発売で、店頭予想価格は23,000円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7、およびMac OS X 10.4以降。
小型ながら両面同時読み取りが可能なモデル。スキャン to USB機能は備えず、傾き補正機能以外はすべて省かれる。スキャン解像度は600dpi。スキャン速度はカラー約1枚/分、モノクロ約3枚/分(300dpi時)。重量は603g。USBバスパワーで駆動する。
「MDS-600」は本体サイズは282×50×39mm(同)、重量315gのモバイルモデル。7月下旬発売で、店頭予想価格は18,000円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7、およびMac OS X 10.3以降。
両面読み取り機能を省くことで持ち運び可能なサイズと重量を実現したモデル。スキャン解像度は600dpi。スキャン速度はカラー約2ppm、モノクロ約4ppm(300dpi時)。USBバスパワーで駆動する。
MDS-700D | MDS-600 |
(2012年 7月 4日)
[Reported by 劉 尭]