米AMDは6日(現地時間)、デスクトップ向けのメインストリーム向けAPU“Trinity”(開発コードネーム)のSKUを公開した。
TrinityはPiledriverコアのクアッドコアCPUと、VLIW4をベースとしたGPUコアを統合したAPU。モバイル向けのSKUはすでに発表され、発売されているが、デスクトップ向けSKUの公開は初。
製品情報によればSKUは4種類で、いずれもクアッドコアCPUを内蔵し、L2キャッシュは合計4MB、対応DDR3メモリ速度は1,866MHzとなっている。ソケットはFM2。製造プロセスルールは32nm SOI。
最下位の「A8-5500」はCPUのベースクロックが3.2GHz/Turbo COREクロックが3.7GHz。GPUはコア数が256、クロックが760MHzのRadeon HD 7560Dを採用。TDPは65W。
下位の「A8-5600K」はCPUベースクロックが3.6GHz/Turbo COREクロックが3.9GHz。GPUはRadeon HD 7560D。TDPは100W。
上位の「A10-5700」はCPUベースクロックが3.4GHz/Turbo COREクロックが4GHz。GPUはコア数が384、クロックが760MHzのRadeon HD 7660Dを採用。TDPは65W。
最上位の「A10-5800K」はCPUベースクロックが3.8GHz/Turbo COREクロックが4.2GHz。GPUはRadeon HD 7660Dだが、クロックが800MHzとなっている。TDPは100W。
型番末尾にKがつくモデルは従来通り、倍率可変モデルとなっている。
(2012年 6月 7日)
[Reported by 劉 尭]