米NVIDIAは15日(現地時間)、ローエンド向けのGeForce GT 440/520シリーズをリネームし、「GeForce GT 630」、「同610」として発表した。また、630の下位として「GeForce GT 620」を追加した。
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GeForce GT 630は従来の「GeForce GT 440」相当の製品。FermiベースのGF108コアを流用し、プロセスルールも40nmにとどまる。主な仕様は、CUDAコア数が96基、コアクロックが810MHz、CUDAコアクロックが1.62GHz、メモリバス幅が128bit、メモリクロックが1.8GHz(DDR3)/3.2GHz(GDDR5)。
GeForce GT 630のコアクロックを700MHz、CUDAコアクロックコアクロックを1.4GHz、メモリをDDR3のみ、バス幅を64bitに制限した「GeForec GT 620」も追加される。それ以外の仕様は共通。
GeForce GT 610は従来の「GeForce GT 520」相当の製品。同じくFermiベースのGF118コアを流用し、プロセスルールは40nm。主な仕様は、CUDAコア数が48基、コアクロックが810MHz、CUDAコアクロックが1.62GHz、メモリバス幅が64bit、メモリクロックが1.8GHz(DDR3)。
搭載製品は、GIGABYTE、エムエスアイ、Galaxy Microsystems、ZOTAC International、エルザジャパン、Leadtek、玄人志向から発売される。ZOTACはPCI版やPCI Express x1版も用意する。価格は610が4,000円~5,000円、620が5,000~6,000円、630が6,000円~7,000円前後。
(2012年 5月 16日)
[Reported by 劉 尭]