キヤノンは、クラウド/スマートフォン連携機能を搭載したビジネス向けインクジェット複合機「PIXUS MX513」を4月下旬より、「同MX893」を5月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ19,980円前後、29,980円前後。
いずれもUSB 2.0、有線LANに加え、無線LAN機能を搭載し、専用アプリを使ってiPhoneおよびAndroidスマートフォンからもデータの印刷やスキャンデータ(JPEG/PDF)の取り込みができる。また、MX893はPIXUSクラウドリンクを使ったPCレスの印刷、Googleクラウドプリントにも対応する(AirPrintは両製品とも対応)。
このほか、両製品とも、コピーやファックスなど機能に応じて表示内容が変わる操作パネル「Dual Function Panel」やADF(MX893はA4 35枚、MX513は30枚)、ファックス機能などを搭載する。
MX893のそのほかの主な仕様は、印刷解像度が9,600×2,400dpi、インク滴サイズが1pl、プリントヘッド総ノズル数が4,608、A4印刷速度がカラー約9.3ppm、モノクロ約12.5ppm。インクタンクはCMYK独立で、黒は顔料と染料の2種類に両対応する。対応用紙はA4までで、給紙枚数は後トレイと給紙カセットがそれぞれ150枚、ハガキは後トレイに40枚。A4カラー1枚あたりの印刷コストは約9円。
スキャンセンサーはCISで、解像度は2,400×4,800dpi(原稿台)/600×600dpi(ADF)、読み取り階調が各色16bit、読み取り速度はカラー4.2ms/line、モノクロ1.4ms/line。
本体サイズは491×448×218mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.7kg。消費電力はコピー時約23W、待機時約2W。
「PIXUS MX513」 |
MX513のそのほかの主な仕様は、印刷解像度が4,800×1,200dpi、インク滴サイズが2pl、プリントヘッド総ノズル数が1,792、A4印刷速度がカラー約5.5ppm、モノクロ約9.7ppm。インクタンクは一体式で、黒は顔料のみ。対応用紙はA4までで、給紙枚数はA4 100枚、ハガキ40枚。A4カラー1枚あたりの印刷コストは約19.9円。
スキャンセンサーはCISで、解像度は1,200×4,800dpi(原稿台)/600×600dpi(ADF)、読み取り階調が各色16bit、読み取り速度はカラー3.4ms/line、モノクロ1.1ms/line。
本体サイズは458×385×200mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.8kg。消費電力はコピー時約18W、待機時約1.7W。
(2012年 3月 22日)
[Reported by 若杉 紀彦]