ニュース

キヤノン、クラウド/スマホ連携対応のビジネスインクジェット複合機

~フラットベッドスキャナのフラグシップ機も

PIXUS MX923
2月21日 発売

価格:オープンプライス

 キヤノンは、ビジネス向けインクジェット複合機2製品、フラットベッドスキャナのフラグシップ機を2月21日より発売する。価格はオープンプライス。

ビジネス向けインクジェット複合機

 インクジェット複合機は「PIXUS MX923」、「MX523」の2機種。無線/有線LANを標準搭載し、Webコンテンツを直接印刷できる「PIXUSクラウドリンク」や、「Googleクラウドプリント」に対応。スマートフォン内のファイルを印刷できる専用アプリ「Easy-PhotoPrint」も利用できる。

 上位の「MX923」の店頭予想価格は29,980円前後の見込み。

 下段カセットを最大250枚に強化し、特大容量の顔料ブラックインクタンクに対応。特大容量インクタンクではモノクロ印刷のコストが約2.6円になった。また、モノクロプリントヘッドを従来の2倍に強化し、印刷速度が約15ipmに向上した。カラーは約10ipm。

 最大印刷解像度は9,600×2,400dpi、最小インク滴は1pl。インク色数は5色で、黒は顔料と染料の「W黒(ダブクロ)」として画質を向上。ADFは自動両面で35枚対応。スキャナのセンサーは2,400dpiのCIS。CD/DVD/BDラベル印刷にも対応する。搭載ディスプレイは3型液晶。

 本体サイズは約491×396×231mm(幅×奥行き×高さ)。

PIXUS MX523

 下位の「MX523」の店頭予想価格は19,980円前後の見込み。

 最大印刷解像度は4,800×1,200dpi、最小インク滴は2pl。インク色数は4色で黒は顔料のみ。ADFは30枚対応。スキャナのセンサーは1,200dpiのCIS。印刷速度はモノクロが約9.7ipm、カラーが約5.5ipm。

 本体サイズは約458×385×200mm(同)。

フラグシップフラットベッドスキャナ

CanoScan 9000F Mark II

 フラットベッドスキャナは「CanoScan 9000F Mark II」で、店頭予想価格は25,980円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.6.8以降。インターフェイスはUSB。

 CanoScanシリーズのフラグシップに位置付けられる製品。最大9,600dpiのCCDセンサー、非球面スーパートーリックレンズなどを搭載。35mmフィルムの12コマ(6コマ×2列)連続スキャン、6×22cmまでのブローニーフィルムに対応。クラウド連携機能では、スキャナ側のボタンだけでEvernoteなどのクラウドサービスへアップロードが行なえる。

 光学解像度と読み取り速度は、フィルムが9,600×9,600dpi、1.5~48.4msec/line、文書/写真が4,800×4,800dpi、1.2msec/line(300dpi)~12.1msec/line(4,800dpi)。A4カラー文書の300dpiでは約7秒。

 本体サイズは270×480×111mm(同)、重量は約4.6kg。

(山田 幸治)