Dell、2012年度はエンタープライズ/サービス事業が牽引し過去最高の業績

2月21日(現地時間)発表



 米Dellは21日(現地時間)、2012年度第4四半期および通期の決算を発表した。

 これによると、第4四半期の売上高は前年同期比2%増の160億3,100万ドル、米国会計基準に基づく営業利益は同19%減の9億3,100万ドル、純利益は同18%減の7億6,400万ドル、1株あたり利益は同10%減の0.43ドルと、減益した。

 一方通期では、売上高が前年比1%増の620億7,100万ドル、営業利益が同29%増の44億3,100万ドル、純利益が同33%増の34億9,200万ドル、1株あたり利益が同39%増の1.88ドルと、良好だった2011年度をさらに上回る大幅増益で、同社の過去最高の業績となった。

 好調の要因はエンタープライズ向けのソリューションとサービス事業で、サービス事業の第4四半期の売り上げは前年同期比12%増の22億ドルと、売上の14%を占める。また、トランザクションサービスは14%、アウトソーシングビジネスは8%、サービスバックログは11%伸びた。

(2012年 2月 22日)

[Reported by 若杉 紀彦]