デル株式会社は、ゲーミングPCブランド「Alienware」のデスクトップモデルに、史上シリーズ最小となる「Alienware X51」を追加し、発売した。

　米国で17日(米国時間)に発表されたモデル。Mini-ITXフォームファクタを採用し、本体サイズを95×318×343mm(幅×奥行き×高さ)と家庭ゲーム機並みの大きさに抑えた。小型ながらCPUにCore i5/i7(Sandy Bridge)、ビデオカードにGeForce GT 545(1GB)またはGeForce GTX 555(1GB)を搭載可能で、オンラインゲーマーに好適としている。

　従来のAlienwareシリーズと同様、宇宙人ロゴの目の部分や本体側面にイルミネーションが施されており、「AlienFX」ライティングシステムにより光る色を8,000通りカスタマイズできる。側面カバーは容易に取り外しができるよう設計され、ユーザーによるビデオカード/HDD/メモリの増設/交換を想定した。

　このほか、ゲーム起動時に不要なプログラムを自動的に終了してゲーム性能を引き上げたり、参考Webサイトを自動的に開いたりできるツール「AlienAdrenaline」、性能と消費電力を調節できるツール「AlienFusion」などを備えた「Alienwareコマンドセンター」を搭載する。

　スタンダードパッケージは、CPUにCore i5-2320(3GHz)、メモリ4GB、Intel H61 Expressチップセット、1TB HDD、GeForce GT 545(1GB)ビデオカード、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Home Premium(SP1/64bit)などを搭載し、価格は79,980円。

　プレミアムパッケージは、上記からビデオカードをGeForce GTX 555(1GB)、メモリを6GBに強化し、価格は89,980円。

　プラチナパッケージは、プレミアムからCPUをCore i7-2600(3.40GHz)、メモリを8GBに強化し、価格は104,980円。

　インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、S/PDIF出力、HDMI出力、音声入出力などを備える。重量は5.49kg(最小構成)。本体色はマットステルスブラック。