米Seagate Technologyは1日(現地時間)、3.5インチHDD「Barracuda」シリーズをリニューアルした。すでに米Amazonなどで販売されている。
ディスク回転数7,200rpmのBarracudaシリーズ新モデル。容量は250GB~3TBの8モデルを用意。3TBモデル「ST3000DM001」は1TBプラッタの3枚6ヘッド構成。同構成の3TB製品は上位の「Barracuda XT」シリーズで発表されていた。
インターフェイスはSATA 6Gbps。750GB~3TBのモデルの仕様は、平均データ転送速度が156MB/sec、平均リード/ライト時間が8.5ms以下/9.5ms以下、キャッシュ容量が64MB、セクターサイズが4KB。
消費電力は750GB/1TBモデルが5.9W、アイドル時3.36W、2TB/3TBモデルが8W、アイドル時5.4W。
独自機能のキャッシュ最適化「OptiCache」、サーボ技術「AcuTrac」などを搭載。また、「SmartAlign」技術により、4KBセクターにユーティリティ類は必要ないとしている。3TBモデルをWindows XPや旧BIOSで活用できる「DiscWizard」も用意する。
250GB~500GBモデルは、平均データ転送速度が125MB/sec、平均リード/ライト時間が11ms以下/12ms以下、キャッシュ16MBで、大容量モデルよりも性能は低い。セクターサイズは512B。消費電力は6.19W。こちらはOptiCache、AcuTracが無い。
同時に、低消費電力タイプの「Barracuda Green」を2012年2月に生産終了する計画を発表。これは、新しいBarracudaシリーズがBarracuda Greenと同等の消費電力であり、かつ7,200rpmで性能が高いことなどが理由。Barracuda XTシリーズも新Barracudaに統合され、XTの名称はソリッドステートハイブリッドドライブとして登場する予定。
(2011年 11月 4日)
[Reported by 山田 幸治]