NVIDIA、明るくなりゴーストが減った「3D Vision 2」

3D Vision 2

10月14日(現地時間)発表



 米NVIDIAは14日(現地時間)、アクティブシャッター式立体視眼鏡「3D Vision 2」を発表した。国内では11月中旬発売予定で、価格はエミッタとのセットが16,800円、眼鏡単体が11,800円。

 3D Visionは、GeForceシリーズおよび対応液晶ディスプレイと組み合わせて使う、アクティブシャッター式の立体視眼鏡。120Hzのアクティブシャッターという仕様は踏襲されているが、新バージョンでは「3D LightBoost」機能が追加。対応液晶ディスプレイでは、バックライトの制御タイミングが改善され、3D利用時の輝度が最大で2倍になり、ゴーストが抑制された。また、眼鏡側の制御も改善され、ディスプレイ周囲も明るく見える。

 デザインも変更され、レンズ部分の大きさが2割大きくなるとともに、額縁部分がより外光を遮断するようになったほか、ヘッドフォンと組み合わせても耳周りが痛くならないようなツルになった。

 3D Vision 2の眼鏡は、従来のエミッターや液晶ディスプレイと互換性があり、3D Vision 2に対応する液晶ディスプレイも、3D LightBoostは利用できないが、従来の眼鏡と合わせて利用できる。

 3D Vision 2向けのディスプレイとしては、ASUSTeKが27型1,920×1,080ドット表示対応の「VG278H」を10月初旬より699ドルで米国にて発売する。国内でも時期未定だが発売される予定。なお、3D Vision 2向けディスプレイは、120Hzでの2D表示も可能。

従来製品(右)との比較丸みを帯びたデザインから、角張ったデザインに変わったレンズ部分、額縁の大きさも変わっている
「VG278H」眼鏡を通して3D映像を見たところ。左はVG278H、右は従来品。従来品ではマントの端のように濃淡の差が大きいところでゴーストが目立つが、新製品ではほとんどゴーストが感じられない

(2011年 10月 17日)

[Reported by 若杉 紀彦]