2010年度は201万台の中古PCが販売
~RITEA報告

7月20日 発表



 一般社団法人中古情報機器協会(RITEA)は、2010年度の中古情報機器販売台数および、それに伴う環境負荷削減効果についてのとりまとめを発表した。

 RITEA加盟会員集計による2010年度の中古情報機器販売台数は前年比4%増の305万1,000台。この内、ノートPCは同3%減の108万2,000台、デスクトップPCは17%増の93万7,000台、液晶ディスプレイは9%増の71万9,000台、CRTディスプレイは56%減の5万7,000台だった。

 中古PCの販売台数が伸張した要因について同協会では、Windows XP/Vista搭載機からWindows 7搭載機への買い換えが進んだことに伴う下取りの増加や、より安価、あるいはエコであるものへの購入ニーズが高まったほか、中古情報機器の購入について一般的な仕組みとしての認知が進んだためとしている。

 これらの中古情報機器の市場での再利用に伴うCO2の削減効果は、251,660トン。原油、鉄、銅、アルミニウムなどの資源少量削減効果は20,310トンに及ぶとしている。

(2011年 7月 20日)

[Reported by 若杉 紀彦]