Cooler Masterは、静音に特化したミドルタワーPCケース「Silencio 550」を7月15日に発売をする。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,000円前後の見込み。

　前面ドアの裏側と左右側面パネルの裏側に吸音シートを搭載。CPUクーラーとビデオカードクーラーのファンの音や、HDD/光学ドライブの動作音を効果的に抑え、静音性を高めた。

　また、ケースファンは本体の前面と背面の2カ所のみに搭載し、そのほかの箇所に吸気口や排気口を開けない設計を採用。ストローのように空気の流れを一本化することで、効率の良いエアフローを実現したという。ケースファンはいずれも120mm角で、回転数は800rpm。

　このほか、3.5インチのHDDをそのまま挿入して利用できる「SATA X-dock」を5インチベイの下部に搭載。さらに、本体上部にUSB 3.0ポート1基、SDカードリーダを備える。

　対応フォームファクタはATX/microATX。拡張スロットは7基。拡張ベイは、5インチ×3(うち1基はSATA X-dock兼用)、3.5インチシャドウ×7。シャドウベイのうち4基は取り外し可能で、前面ファンとともに取り外せば最大427mmの拡張カードを取り付けられるようになる(シャドウベイ装着時は281mm)。

　上部にSDカードリーダ、USB 3.0×1、USB 2.0×1、音声入出力を搭載。本体サイズは210×505.2×415.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.2kg。

側面パネルなどに吸音シートを搭載	本体内部	シャドウベイを取り外し、内部にパーツを組み込んだ例