パイオニア株式会社は、ポータブルDVDスーパーマルチドライブ「DVR-XD10J」を7月上旬より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は6,500円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7。インターフェイスはUSB 2.0。

　2009年7月発売の「DVR-XD09J」の後継機。ハードウェアほぼ同じで、本体サイズ133×133×14.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量240gのコンパクトサイズを継承する。

　オーディオCDの読み取り不能時に、独自アルゴリズムで再度読み取りを行なってデータの欠落/補完を抑え、本来の音質で再生するという「PURE READ+(原音再生)」を搭載。DVR-XD10Jでは、PURE READ+の設定ユーティリティからファームウェアをダウンロードでき、従来のように電源を入れるたびに設定し直す必要がなくなった。

　最大書き込み速度は、DVD±R/+RWが8倍速、DVD±R DL/-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-R/RWが24倍速。バッファ容量は2MB。DVDビデオ/オーディオCD再生時にディスクの回転数を抑える「オート静音ファームウェア」を搭載するほか、電源OFFの状態でディスクを取り出せる「エマージェンシーイジェクトレバー」を装備する。

　付属ソフトはサイバーリンク系で、従来機種から最新版にアップデートされた。ライティングソフト「Power2Go 7」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」、画像管理ソフト「MediaShow 5」、バックアップソフト「PowerBackup 2.5」などが付属。DVD再生ソフトは無い。

　また、オリジナルのパイオニアドライブユーティリティでは、静音モードの切り替えや、PURE READ+の設定管理が行なえる。さらに、小鳥のさえずりや波の音など環境音「Sound Material」を収録した。

　電源はUSBバスパワー。電力が不足する場合はACアダプタを利用できるコネクタを備える。