パイオニア株式会社は、世界最小最軽量というポータブルDVDスーパーマルチドライブ「DVR-XD09J」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,000円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista。

　本体サイズが133×133×14.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量240gと、小型化、軽量化を実現したUSB 2.0接続のポータブルDVDスーパーマルチドライブ。現行モデル「DVR-XD08」の本体サイズは150.3×161×18.9mm(同)、重量360g。同社は2009年6月時点で世界最小最軽量としている。

　パイオニアがPCメーカー向けに開発している光学スリムドライブの技術を応用して、ポータブル用に新設計。用途に応じてドライブの回転数を必要最小限にし、動作音を抑制する静音ファームウェアや、データの一部を読み取れないオーディオCDに対して、独自アルゴリズムで読み取り時のパラメータを変更しながら高速に再読込してデータ補完の発生頻度を抑える「PURE READ」などの独自機能を搭載する。

　最大書き込み速度は、DVD±R/+RWが8倍速、DVD±R DL/-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-R/RWが24倍速。バッファ容量は2MB。

　付属ソフトはサイバーリンク系で、ライティングソフト「Power2Go 6」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」、画像管理ソフト「Medi@Show 4」、バックアップソフト「PowerBackup 2」など。オリジナルの「パイオニアドライブユーティリティー」では、静音モードの切り替えや、PURE READの設定管理が行なえる。

　電源はUSBバスパワーで動作し、電力の不足時には同梱のUSB二股ケーブルで給電できる。