店頭PC市場好調。液晶一体型デスクトップが牽引
~ノートは東芝/富士通、デスクトップはNEC/エイサーの争い

11月10日 発表



 調査会社の株式会社BCNは10日、全国大手家電量販店のPOS(売上)データを基にしたレポートで、PC市場の活況を伝えた。ノート/デスクトップ/スレートを含むPCの販売台数は、対前年比で2桁増を維持している。

 ノートPCの製品構成では、ネットブックの低落が続いており、最盛期には市場の30%以上を占めていたシェアが、2010年10月には10.0%まで下がった。ネットブックの平均単価は3万円台で推移しているが、スタンダードノート、スタンダードモバイルノートとも、10万円を切っており、9万円前後となっている。

 10月のメーカー別シェアは、東芝23.7%、富士通18.7%、ソニー15.2%、NEC13.2%、エイサー9.4%となっている。

ここ数カ月は、昨年同期を台数でも金額でも上回っているノートブックとデスクトップの月ごとの成長率
2007年10月を1とした場合の指数左のグラフの緑色がネットブックを表わす。すでに1桁が目前となっている

 デスクトップPCでは、液晶一体型の比率が60%を越えており、主流となっている。平均単価は、ディスプレイなしの製品が5万円台、液晶一体型が12万円台となっている。

 10月のメーカー別シェアは、NEC22.9%、エイサー20.8%、富士通16.2%、ソニー13.7%、アップル8.4%で、NECとエイサーが2強となっている。

 PC全体の製品構成比は、10月時点で、ノートが74.5%、デスクトップが19.7%、スレートが5.8%となっている。スレート形のほとんどはiPadだが、6月時点で10.3%あったシェアが半分近くに低下している。BCNでは、その理由として、セットアップに別にPCが必要なこと、使いこなすためにiTunesにアカウントが必要なことなどが知られるようになり、初心者層の購入意欲をそいだ可能性が高いとしている。

 また、地デジチューナ搭載製品の比率は、15.7%で、昨年同期の約2倍となっている。

液晶一体型はほぼ60%以上を維持しているノートとデスクトップのメーカー別シェア地デジ対応PCの比率は上がってきている

(2010年 11月 10日)

[Reported by 伊達 浩二]