米Western Digitalは6日(現地時間)、24時間運用可能な信頼性とハイエンド向け性能を実現するHDD「VelociRaptor」2モデルを発表した。
新たにSATA 6Gbpsに対応するとともに、32MBのバッファを搭載することで従来モデルから転送速度を15%高速化。また、最大容量を従来の2倍の600GBに増量。一方で、消費電力は従来品と同じレベルにとどめた。基本フォームファクタは2.5インチだが、本体を「IcePack」と呼ばれるヒートシンクマウンタに納めた3.5インチサイズも用意。
3.5インチモデルは、米国では出荷開始済みで、実売価格は容量600GBの「WD6000HLHX」が329ドル、450GBの「WD4500HLHX」が299ドル。2.5インチモデルは現在OEMで検証中で、今四半期中に出荷される見込み。
主な仕様は、回転数が10,000rpm、平均待ち時間が3ms、読み込みシーク時間が3.6ms、書き込みシーク時間が4.2ms、消費電力が動作時6.2W/アイドル時4.3W、騒音がアイドル時30dBA/シーク時37dBA。
(2010年 4月 7日)
[Reported by 若杉 紀彦]