日本HP、Core i3/5ベースのローエンドワークステーション「Z200」

Z200(ディスプレイは別売)

2月19日 受注開始
最小構成時価格:120,225円



 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は19日、ワークステーションシリーズのローエンド機種「Z200」の受注を開始した。最小構成時の直販価格は120,225円。

 エントリーレベルのCADや、動画制作などのDCC(Digital Content Creation)、教育用途などをターゲットにした製品。PCシリーズとの境界線上にある製品で、信頼性を求めるPCパワーユーザーの需要も見込んでいる。

 ワークステーションとしてはエントリレベルの機種ながら、PCの流用ではないワークステーション専用設計、主要ISVとのパートナーシップによる動作認証、ワークステーション専用のサポートなど、同社の上位機種と同じ体制を特徴とする。

 Intel 3450チップセットベースのシングルソケットシステムで、Core i3/i5またはXeon 3400番台を搭載する。大型のタワーケースを使用し、メモリは4スロットで最大16GB、最大3台のSATA HDDベイなど拡張性を重視した。最小構成時はCPU内蔵のビデオ回路を使用するが、ATI FireProやNVIDIA Quadroなどが選択できる。4本のPCI Expressスロット、3本のPCIスロット、11基のUSB 2.0(うち3基は内部)などインターフェイスも充実している。

 OSはWindows 7 Prefessional(32または64bit)、ダウングレード権によるWindows XP Professionalなどから選択できる。

 省電力と静音性を重視しており、電源は80PLUS SILVER認証で電源効率89%、最小構成時の音圧はアイドル時/動作時とも20dBAと低い。

(2010年 2月 19日)

[Reported by 伊達 浩二]