ニュース

MSI、VRのケーブル地獄から解放するバックパック型PC

Backpack PC

 MSIは24日付けのリリースにて、今年(2016年)の5月31日から6月4日まで台湾で開催される「COMPUTEX TAIPEI 2016」で、同社が展示予定とする新しい製品群を紹介している。

 マザーボードやビデオカード、そしてゲーミングPCなどを手掛けている同社だが、今回紹介されている中でも特に奇抜なのが、背負い型PCの「Backpack PC」だ。

 Core i7とGeForce GTX 980を搭載するこの製品は、Oculus RiftやViveといったVRヘッドマウントディスプレイにおけるケーブルの煩わしさからユーザーを解放するために生まれたというもの。ご存知の通り、これらのVRヘッドマウントディスプレイは、PCと繋ぐためのケーブル類や、センサー類を有線接続する必要があり、部屋の大きさや遊び方によってはユーザーの動きを阻害する原因になり得る。Backpack PCを使うことで、ユーザーの動きに制約が少なくなり、VRの世界によりのめり込むことができるという。

 現時点ではこのBackpack PC仕様は明らかにされておらず、本体への電力供給には間違いなく電源ケーブルを使うと思われるのだが、その制約について言及していないのは気になるところ。まさかのバッテリ駆動という可能性はかなり低そうだが、なかなか興味が尽きない。

 PC Watchは今年もCOMPUTEX TAIPEIを取材するので、Backpack PCの情報はその段で改めてお届けしたい。

 以下、リリースに掲載されていたCOMPUTEX TAIPEI 2016で展示予定の製品となる。

(中村 真司)