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毎月10日は“Windows 10の日”に。来たるアップグレード期限に向けて日本マイクロソフトが猛プッシュ

来たるWindows 10無償アップグレード期限に向けて、アップグレード促進のために全国を行脚する日本マイクロソフトのキャラバンカー

 日本マイクロソフトは27日、Windows 10への無償アップグレード期限である7月29日が迫る中、Windows 7およびWindows 8.1からの乗り換えを促進すべく、日本国内向けに3つの施策を発表した。

日本マイクロソフト株式会社 代表執行役 社長の平野拓也氏(右)と、業務執行役員 Windows & デバイス本部長 三上智子氏

 日本マイクロソフト株式会社の品川本社で説明会が開催され、同社代表執行役 社長の平野拓也氏と、業務執行役員 Windows & デバイス本部長 三上智子氏が「7月29日(金)まで」と書かれたキャンペーンTシャツというラフな格好で登場し、施策の内容説明を行なった。

 施策の1つ目はサポート体制とアップグレード関連情報の充実で、Windows 10の無償アップグレードに関する電話やオンラインチャットを行なう「Answer Deskサポート」の人員を拡張し、7月末日までは祝祭日も含めて対応を行なう(祝日は電話のみ)。三上氏は年末年始にWindows 10へアップグレードしたいユーザーに対応できなかった反省点から、平日以外での全面的なユーザーのサポートを実施するに至ったという。

Windows 10アップグレードガイドのWebサイト(リンク)をリニューアルし、アップグレードに関するさまざま疑問に答えられるようにした。また、Answer Desk祝祭日も電話サポートを受け付けるという万全の体制に

 2点目は、「Windows 10 体験キャラバン」という施策で、Windows 10の無償アップグレードが7月29日で終了することを知らしめるため、日本全国10都市以上に特別にWindows 10カラーでデコレーションしたキャラバンカーを派遣する。平野氏は、今回のアップグレードについて告知するだけでなく、Windows 10の良さを知ってもらうための体験ブースも設け、ユーザーからのアップグレードへの疑問や質問に答えていくという。スタートは宮城県からで4月29日~30日にかけて実施する。

冒頭の写真のキャラバンカーが全国を巡り、ユーザーにWindows 10の無償アップグレード期限を告知するとともに、Windows 10の魅力を伝えていく。巡回ルートとその日程は特設サイトで確認できる

 3つ目は、毎月10日を「Windows 10の日」とする定期的な告知施策。パートナー各社と連携し、ユーザーに無償アップグレードに関する情報を伝えるとともに、Webサイトやソーシャルメディアを通して法人に向けても導入事例などを紹介していく。平野氏は、63%のユーザーが、無償アップグレードの期限を知らず、31%のユーザーがWindows 10導入のメリットを理解していないという現状を語り、この点を訴求してWindows 10へのアップグレードに繋げたいとした。

毎月10日を「Windows 10の日」に設定し、定期的にユーザーにWindows 10の情報を発信していく

 平野氏は現状Windows 7を使っているユーザーはまだまだ多く、こうした活動を通して、ユーザーのアップグレードを進めていくとともに、2016年の年末までにはWindows 10がWindows 7のインストールベースを超えられればとWindows 10にかける思いを述べた。

Windows 10の稼働デバイス数は2.7億台以上、Windows 7と比較した普及率は145%……など、旧OSを使うユーザーはまだ多いもののWindows 10への移行は進みつつある
国内で市販されている90%以上のPCがWindows 10だという
平野氏はビジネスユーザーに好評なSurfaceシリーズを学生やクリエイターにも普及させたい考えで、Surfaceが体験できる学生向けのキャンペーンを実施する
国内では最大級というWindows拡販ブースをヨドバシカメラマルチメディアAkiba店に29日にオープンする
フォルクスワーゲンのSharanと思しきキャラバンカー
平野社長が自ら搭乗

(中村 真司)