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毎月10日は“Windows 10の日”に。来たるアップグレード期限に向けて日本マイクロソフトが猛プッシュ
(2016/4/27 14:23)
日本マイクロソフトは27日、Windows 10への無償アップグレード期限である7月29日が迫る中、Windows 7およびWindows 8.1からの乗り換えを促進すべく、日本国内向けに3つの施策を発表した。
日本マイクロソフト株式会社の品川本社で説明会が開催され、同社代表執行役 社長の平野拓也氏と、業務執行役員 Windows & デバイス本部長 三上智子氏が「7月29日(金)まで」と書かれたキャンペーンTシャツというラフな格好で登場し、施策の内容説明を行なった。
施策の1つ目はサポート体制とアップグレード関連情報の充実で、Windows 10の無償アップグレードに関する電話やオンラインチャットを行なう「Answer Deskサポート」の人員を拡張し、7月末日までは祝祭日も含めて対応を行なう(祝日は電話のみ)。三上氏は年末年始にWindows 10へアップグレードしたいユーザーに対応できなかった反省点から、平日以外での全面的なユーザーのサポートを実施するに至ったという。
2点目は、「Windows 10 体験キャラバン」という施策で、Windows 10の無償アップグレードが7月29日で終了することを知らしめるため、日本全国10都市以上に特別にWindows 10カラーでデコレーションしたキャラバンカーを派遣する。平野氏は、今回のアップグレードについて告知するだけでなく、Windows 10の良さを知ってもらうための体験ブースも設け、ユーザーからのアップグレードへの疑問や質問に答えていくという。スタートは宮城県からで4月29日~30日にかけて実施する。
3つ目は、毎月10日を「Windows 10の日」とする定期的な告知施策。パートナー各社と連携し、ユーザーに無償アップグレードに関する情報を伝えるとともに、Webサイトやソーシャルメディアを通して法人に向けても導入事例などを紹介していく。平野氏は、63%のユーザーが、無償アップグレードの期限を知らず、31%のユーザーがWindows 10導入のメリットを理解していないという現状を語り、この点を訴求してWindows 10へのアップグレードに繋げたいとした。
平野氏は現状Windows 7を使っているユーザーはまだまだ多く、こうした活動を通して、ユーザーのアップグレードを進めていくとともに、2016年の年末までにはWindows 10がWindows 7のインストールベースを超えられればとWindows 10にかける思いを述べた。