ニュース

Microsoft、2016年第3四半期純利益は前年同期比25%の減益

 米Microsoftは21日(現地時間)、2016年度第3四半期決算を発表した。

 米国会計基準(GAAP)に基づく売上高は、前年同期比6%減の205億3,100万ドル、営業利益は同20%減の52億8,300万ドル、純利益は同25%減の37億5,600万ドル、希薄化後の1株あたりの利益は同23%減の0.47ドルとなった。

 部門別に見ると、生産性およびビジネスプロセス部門が1%の成長、インテリジェントクラウド部門が3%の成長、パーソナルコンピューティング部門が1%成長しており、Office関連では、Office 365サブスクリプションの購読者が2,220万人へ増加したことが成長の後押しとなったほか、クラウドではAzureとAzure SQLデータベースが年率120%の成長を見せたことで成長したとする。

 コンシューマ関連では、「Surface Pro 4」および「Surface Book」の好調でSurfaceシリーズの売上が61%増加しているほか、Windows 10の増加により検索エンジンの広告収入が18%の増加を見せ、Xbox Liveについても、アクティブユーザー数が前年比26%の増加で4,600万人に達しているなど好調な要素もあったが、電話関連事業が26%、WindowsのOEM収益が2%の減少となった。

(佐藤 岳大)