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Surfaceでワコムのペンが使える日も近い

~Microsoftからペンのライセンスを受け、両対応のペンを製造

 株式会社ワコムは31日、Microsoftから「Microsoft Pen」(元N-Trigの技術)プロトコルのライセンス供与を受けることで合意したと発表した。

 これにより、ワコムは独自の「アクティブES方式」と、Microsoft Pen両方のプロトコルを1本のペンに搭載することが可能となり、Microsoftが新たに提供するWindows Inkを利用する際の利便性が高まるほか、ワコムが展開する“Universal Pen Framework”(UPF)も前進することになる。2016年後半のホリデーシーズンにも両対応のペンを開発する予定。

 ワコムは2014年から、アクティブES方式に基づくソリューションをOEM提供してきた。一方で、UPF 2.0の名のもと、複数プロトコルに対応したペンの開発を進め、タッチコントロールIC、ディスプレイデバイス、プラットフォーム開発業者などとともに、異なるデジタルペンプラットフォーム間での相互利用性の確保に努めてきた。

 今回ワコムが独自方式とMicrosoft Pen方式に両対応することで、複数のプロトコルに対応したソリューションを製造可能になり、ユーザーの生産性向上やクリエイティビティの発揮に繋げていくだろうとしている。

(劉 尭)