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モジュールを全外しできるデュアルチャンバー構造のフルタワーケース

~本体にスタックして拡張するPCケースも

「Core X71」

 株式会社アスクは、Thermaltake製PCケース3製品を3月25日より発売する。価格は全てオープンプライス。

 「Core X71」は、幅広い冷却オプションに対応したフルタワー型PCケース。税別店頭予想価格は19,480円前後の見込み。

 ケース内部が上段と下段に分離されたデュアルチャンバー構造を採用。下段に電源ユニットやストレージを設置することで、上段のスペースを広く活用でき、ハイエンドクラスのビデオカードでも余裕を持って搭載できる。ケース左側面はアクリルパネルになっており、内部の状態を常時確認可能。イルミネーションを使った電飾も映えるようになっている。大型カード搭載時など、内部のレイアウトに合わせてドライブベイを取り外せる「FullyModullerDesign」も特徴。

 冷却機構も充実しており、140mmファン11基の設置や、480mmおよび360mmクラスの水冷ラジエータを搭載可能。ケース前面はメッシュ構造になっているが、ダストフィルタを装着しているため、ホコリは溜まりにくい。

 主な仕様は、対応フォームファクタがATX。対応ビデオカード長は420mmまで、CPUクーラーは全高180mm。拡張スロット数は8基、搭載ベイ数は5インチ×2、3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×5インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、マイク、ヘッドフォン。

 材質はSPCC。本体サイズは250×511×677mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。140mmファン×3を標準搭載する。


「Core W100」および「Core P100」のスタッキング状態

 「Core W100」はXL-ATXのマザーボードも搭載可能なフルタワーPCケースで、その上下のどちらにも設置可能な拡張ユニット「Core P100」がオプションとして用意されているのが特徴。税別店頭予想価格は前者が38,980円前後、後者は14,980円前後の見込み。

 拡張ユニットのCore P100には、電源ユニットやCore W100のドライブベイを設置可能なほか、複数のファンや水冷ユニット用のラジエータを搭載可能。水冷ユニットに関しては600mmクラスにまで対応している。Core P100を上下で2台設置することもでき、高度に拡張性/冷却性を高めるといった使い方も可能とする。

 Core W100の主な仕様は、対応フォームファクタがXL-ATX/Extended ATX。対応ビデオカード長は635mmまで、CPUクーラーは全高200mm。拡張スロットは10基、搭載ベイ数は5インチ×3、3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×10。インターフェイスは、USB 3.0×4、マイク、ヘッドフォン。

 材質はSPCC。本体サイズ/重量はCore W100が310×678×677mm(同)/22.4kgで、Core P100が310×678×249mm(同)/8.7kg。

「Core W100」
「Core P100」

「Core X5」

 「Core X5」は、Extended ATXにまで対応したキューブ型のPCケース。メンテナンス性や拡張性、冷却能力の高さを特徴とするほか、本体を積み重ねるケーススタックにも対応するという特殊性も備えている。税別店頭予想価格は19,980円前後の見込み。

 搭載パーツに応じてドライブベイを取り外し可能な「FullyModullerDesign」に対応。これにより、最大480mmの拡張カードを搭載でき、360mmクラスの水冷ラジエータを設置することもできる。左側面のアクリルパネルは右側面に装着可能と、設置の自由度も高い。本体はメッシュ仕上げだが、前面とアクリルパネルを除く全ての箇所にダストフィルタを装着している。

 本体を2台使用するケーススタック機能を利用することでケースを貫通してラジエータを設置でき、上段に冷却装置を、下段にシステムを配置するといった構成の柔軟さも備えている。

 主な仕様は、CPUクーラーの全高が230mm、拡張スロットが8基、搭載ベイ数は5インチ×3、3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×4、2.5インチシャドウベイ×3。インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、マイク、ヘッドフォン。

 材質はSPCC。本体サイズ/重量は371×540×463mm(同)/12kg。120mmファンを2基付属している。

(中村 真司/佐藤 岳大)