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BSA、都道府県別“不正コピー”のワースト5位発表。第1位は東京都に
~不正利用する職場を密告する報奨金プログラムの結果を報告
(2015/10/27 18:37)
知的財産の保護活動などを行なっているBSA | The Software Allianceは27日、ソフトウェアの不正コピーを行なっている職場(企業)を密告することで報奨金が得られる、報奨金プログラムの開始5週間(2015年9月14日~10月18日まで)の経過状況を報告。「知財ブラック都道府県・業種ワースト5」と題して公表した。
全国で最も不正利用の密告が多かったのは東京都で、全体の31.9%を占める大きな割合を見せる。2位は大阪府で16.7%、3位は愛知県で5.6%、4位は茨城県で4.2%、5位は広島県で4.2%となった。これら5つの都道府県で全体の半分以上となる62.6%を占めている。
また、業種別のワースト5位では、販売/流通が17.1%で1位、2位はソフトウェア開発で14.6%、3位は製造で13.4%、4位はサービスで7.3%、5位は学校/教育で4.9%という結果。1位の販売/流通と3位の製造は2013年発表のワースト3にも入っていたとのことで、BSAは不正コピー品を使用する職場環境が依然として改善されていないと、現状を分析している。
なお、ワースト1~3位の業種における今年度の損害賠償金の最高額は、販売/流通が5,000万円、ソフトウェア開発が8,000万円、製造業は1億3,000万円に上った。
報奨金プログラムは引き続き行なわれており、現在は2015年9月14日~12月31日までの期間で実施中。報奨金の支払いにはBSAが定めている資格要件を満たしている必要がある。報奨金の支払額は下表の通り。
対象組織から支払われた和解金 | 支払われる可能性のある報奨金 |
---|---|
2,000万円以上 | 100万円以下 |
1,500万円以上2,000万円未満 | 100万円未満 |
1,000万円以上1,500万円未満 | 75万円未満 |
500万円以上1,000万円未満 | 50万円未満 |
500万円未満 | 25万円未満 |