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Google、Android搭載で2-in-1になった10.2型「Pixel C」
~解像度は2,560×1,800ドット。キーボードはタブレットから無線充電
(2015/9/30 15:31)
米Googleは29日(現地時間)、Android 6.0を搭載する10.2型2-in-1「Pixel C」を発表した。北米での発売はホリデーシーズン。
PixelシリーズはこれまでChrome OS搭載のクラムシェル型Chromebookに採用されていた製品ブランド名だったが、Pixel CはOSがAndroidになり、フォームファクタもキーボード着脱式の2-in-1となった。なお、「C」は「Convertible」(変形式)を意味する。
専用のBluetoothキーボードの奥側には磁石を内蔵したヒンジがあり、ここにタブレット本体をくっつけて、引き起こすとクラムシェル状態になる。この状態では、タブレットの角度を100~135度の範囲で自由に調整できるほか、本体がキーボードの利用を認識し、テキスト入力時にソフトウェアキーボードが表示されなくなる。
また、持ち運びの際などは、キーボードとタブレットをぴったり重ねられるが、この状態の時にキーボードはタブレットから無線充電することができるため、意識して充電を行なう必要がない。キーボードの満充電にはある程度時間がかかるが、1回の満充電で2カ月ほど利用できるので、普段の利用でキーボードがバッテリ切れを起こす心配はないとしている。
キーピッチは18.8mmとフルキーボードに近いピッチを確保しているが、利用頻度の低い5つの記号キーを省略し、これらについてはソフトキーボードで対応させることで、キーボードの幅をキー2個分ほど縮め、10.2型の幅でも余裕のあるキー配列を実現した。ストロークは1.4mm。
液晶解像度は2,560×1,800ドット。見慣れない縦横比だが、これはA3用紙と同じ1:√2の比率。輝度は500cd/平方mと明るく、色域はsRGBを全域カバーする。
プロセッサはNVIDIAのTegra X1、メモリは3GBを搭載。ストレージは32GBと64GBの2モデルを用意する。本体サイズやUSB Type-C以外のインターフェイスなどの詳細はまだ公開されていない。
価格は32GBが499ドル、64GBが599ドル。キーボードは別売になっており、149ドル。