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MSI、LIGHTING版のGeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカード

~極冷オーバークロッカー向けの高性能モデル

「GTX 980Ti LIGHTNING」

 MSIはオーバークロッカー向けビデオカードの「LIGHTNING」シリーズから、GeForce GTX 980 Tiを搭載した「GTX 980Ti LIGHTNING」を11日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は116,500円の見込み。

 3基の90mm Torx Fanを備えた「TriFrozr」クーラーを搭載し、静音性を保ったまま強力なエアフローを確保。また、8mm径のヒートパイプ3本を配した「SuperPipe」により、最大700Wという放熱効果を謳っている。

 コアなオーバークロッカー向けに液体窒素用のLN2 BIOSが用意されることに加え、GPU/メモリ/PLLの電圧を正確に測定可能なV-Check Point端子を実装しており、テスターなどを使ってリアルタイムで電圧の変動を監視できる仕組みも備える。

 GPUのVRMは12フェーズ、メモリは3フェーズ、そして専用設計の10層基板を採用。LIGHTINGシリーズらしく、リファレンスクロックに対して大幅にオーバークロックを行なっており、コアクロックは1,203MHz(リファレンスは1,000MHz)となっている。

 そのほか、LEDライトの色を好みの色に変える「Mystic Light」もサポート。デコレーション機能も装備する。

 主な仕様は、CUDAコア数が2,816基、ベースクロックが1,203MHzで、ブーストクロックは1,304MHz(同1,075MHz)。メモリはGDDR5 6GBで、動作クロックは7,096MHz(同7,000MHz)、バス幅は384bit。

 拡張スロット用インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort 1.2×3、HDMI 2.0×1、Dual-Link DVI-I×1。PCI Express補助電源コネクタは8ピン×2+6ピン×1。

 本体サイズは330×140×53mm(幅×奥行き×高さ)。V-Check Pointケーブル×3、SLIブリッジ×1、PCI Express電源用6→8ピン変換ケーブルを同梱する。

(中村 真司)