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富士通、大手量販店で古いPCのお悩み相談イベントを開催
~新機種は旧機種とどこが違う? サポート切れOSのリスク説明など
(2015/8/22 06:00)
富士通は8月1日~2日に渡って、東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaのエントランスにおいて、「FMV」シリーズの体験イベント「富士通のパソコンお悩み相談ブース」を開催した。
「PC診断カルテ」に記入することで、来場者が現在抱えているPC関連の問題点を洗い出し、FMVシリーズのラインナップから問題の解決のために適切な製品を案内する趣向。古くなってハードウェア的な問題が顕在化し始めたユーザーへの買い替えを促進するとともに、サポート切れOSを継続して使用しているユーザーに対してセキュリティリスクを説明することも目的としている。また、リリースされたばかりのWindows 10の性能や特徴的な機能の紹介も実施していた。
入退店客の往来が多いエントランスで実施していたこともあり、買い物のついでに足を止めて係員に話を聞く来場者が多く見られた。接客を担当していた係員によれば、来場者からよくよく話を聞くと、サポートの切れた古いOS(2014年4月にサポートが終了したWindows XPなど)がインストールされたPCのユーザーはいまだに相当数存在しており、ほとんどがサポート切れOSを使い続けることのリスクを正しく認識していないという。
「PCには詳しくないけれど、多少なりとも古いPCに問題を感じているユーザーが相談に来ているケースが多いことから、この機会に現行FMVの試用を通して性能を体感してもらったり、セキュリティ上どのような問題が起こりうるかを理解してもらうための説明を行なっています」。(係員)
スマートフォンやタブレットなどの端末だけを所有し、PCを持っていない来場者に対しては、来場者の使用スタイルを確認したうえで、画面サイズやストレージ容量などハードウェアの違いを説明し、クラウドサービスなどを介してモバイルデバイスとPCを連携させることの相乗効果による利便性をアピールしていた。
古いPCと現行機種を並べて性能差を体感する主旨の展示も行なっていた。比較対象としては、2005年に発売した「FMV-BIBLO NB55K」を用意しており、現行機種の「LIFEBOOK AH77/U」と並べて交互に操作してもらうことで、タッチ液晶の有無などによる操作性やレスポンスの違いを体験できた。
なお、富士通では今後も同様のイベントを他店で実施していく予定だ。