ニュース
Windows 10のインストールプログラムが提供開始
~アップグレードとクリーンインストールに対応
(2015/7/29 13:53)
米Microsoftは29日、Windows 10のインストールおよびアップグレードを行なうメディアクリエイションツールの提供を開始した。
同ツールは32bit版と64bit版が用意。ダウンロードページは現時点では日本語ページはないようだが、ツールは日本語環境に対応しており、日本語版Windows 10をダウンロードできる。また、ツールのバージョンとは関係なく、ダウンロードするWindowsのビットおよびエディションも選択できる。
【14時30分追記】日本語のダウンロードページも用意されました。
同ツールを起動すると、「このPCを今すぐアップグレードする」と「他のPC用にインストールメディアを作る」のいずれかを選択できる。後者を選ぶと、使用するメディアとして「USBフラッシュドライブ」と「ISOファイル」を選択可能。前者を選んだ場合、Windows 10をクリーンインストールあるいはアップグレードできるUSBメモリを作成できる。後者を選んだ場合、別途ISOファイルをDVDメディアに書き込むことで、同様にインストーラーが作成できる。
アップグレードについては、Windows 7/8.1からは無償で行なえるが、クリーンインストールを行なう場合、Windows 10の適切なプロダクトキーが必要となる。
なお、Microsoftでは、Windows 10へのアップグレードについては、「Windows 10を入手する」アプリを経由した方法を推奨している。メディアクリエイションツールを使った場合、互換性のないマシンについては、問題が発生する可能性があり、全て自己責任での利用となる。詳細については、関連記事を参照されたい。
また、これとは別にコマンドプロンプトで「wuauclt.exe /updatenow」を実行することで、強制的にWindows UpdateからWindows 10のダウンロードおよびインストールを実行する方法があることも判明している。この場合も、利用は自己責任となる。編集部の端末では、「一部の更新プログラムはインストールされませんでした」というエラーが発生した。
安定したアップグレードをしたいユーザーは、「Windows 10を入手する」アプリや通常のWindows Updateで提供されるのを待つべきだ。